「マクロの記録」でしかマクロを作ったことがない方に向けた説明です。
まず、
「VBA基本」は
VBA初心者の方に合わせて順を追って構成しておりますので、
「マクロの記録
(自動記録
)」も初めてで解らないという本当の初心者の方は
「VBA入門」の先頭からお読み下さい。
「業務ロジック」というのは単純な作業を「判断・分岐、繰り返し」を持って行なうという仕掛けだと思います。
「業務ロジック」などという言葉をいきなり持ち出しましたが、一連の「仕事」について細かく手順を細分化させたひとつひとつの「作業」を上から箇条書きのように説明した文書と考えて下さい。
もちろん、イベントなどこの説明に該当しにくいものもありますが、いつも皆さんが手作業で時間を掛けて行なっている作業をマクロで自動化できないだろうか、などと考える種類の処理はこの説明で良いはずです。
但し、細分化の工程でどうしても「
③で結果が○○だったら⑤に進む」とか、「
④を入力シートの行数分繰り返して行なう」などという説明が必要になるはずです。
こういったことをこの章では「判断・分岐、繰り返し」と呼んでおり、「マクロの記録
(自動記録
)」で作成されるコードには含まれないものです。
つまり「判断・分岐、繰り返し」については自分で
VBAのコードを作成・記述しなければなりません。
この章でここから数ページで説明している内容は、この「判断・分岐、繰り返し」と、それを含めてのプログラム作成の取りかかりに関する説明です。