『MadDic』式短縮入力 クイック・リファレンス2
【MadDic II 】
簡略拗音の一覧は こちら 。
(1)誰でも思いつく(?)、かなを使ったラクラク入力法
A.長音を前の文字の繰り返しで登録
例:アート → ああと,ホーロー → ほほろろ,
オーム → おおむ,コーセー → ここせせ,
B.促音を次の文字の繰り返しで登録
例:あったかい → あたたかい(笑),石器 → せきき,
速攻 → そここう(cf. =そくこう ≠そつこう)
恰幅 → かふふく(=かふ+ふく,割腹 → かつふく)
C.濁点省略
例:手紙 → てかみ,人間 → にんけん,時々 → ときとき/とき+,
店舗 → てんほ,乾杯 → かんはい,満腹 → まんふく,
素手 → すて,
D.拗音の大文字化もあり《特例》
(2)意外と思いつかない(?)、簡略拗音入力
例:突っ込む → つつこむ(つここむ/つくこむ)
真っ暗 → まつくら(まくくら)
立地 → りつち(cf. りっち=リッチ)
A.単純化型
例:土砂 → どさ,守備 → すび,役所 → やくそ,去年 → こねん,
宿命 → すくめい,出勤 → すつきん,駿足 → すんそく,玉露 → こくろ,
数珠 → ずず,患者 → かんざ,近所 → きんぞ,農業 → のうごう,
歪曲 → わいこく,首相 → すそう,良薬 → ろうやく,興隆 → こうるう,
B.旧読み風型
1.「〜yuu」が「〜iu」になる。《きうり型・いう型》
例:九州 → きうしう,週間 → しうかん,宇宙 → うちう,
柔和 → にうわ,流行 → りうこう(りうかう),悠久 → いうきう,
2.「〜you」が「〜eu」になる。《せうゆ型・えう型》
例:教訓 → けうくん,超過 → てうか(てうくわ),表紙 → へうし,
料金 → れうきん,妙案 → めうあん,幼少 → えうせう,
C.逆輸入型・悄々(しおしお)型《TOKIO型・いお型》
‥‥「〜ょう」を「〜お」で 置き換える
例:東京 → とうきお,証明 → しおめい,特徴 → とくちお,
氷解 → ひおかい,興味 → きおみ ,明瞭 → めいりお,
D.カタカナ語における拗音について(発音に準じ/慣用に倣う)
1.拗音を“吸収”する場合 ‥‥ 慣用的なもの。5字以上のもの。
例:テレフォン → てれほん,チュニジア → つにしあ,
アーティスト → ああちすと,
2.拗音を“独立”させる場合 ‥‥ 3〜4字以内のもの。簡略しにくいもの。
例:ウェア → うえあ,グァム → ぐあむ,
3.元が漢字の音から来ているもの。
例:チョウ → ちおお/てふふ/てうう(cf. 蝶 → てふ,超 → てう)
ギョーザ → きおおさ/きほほざ(cf. 餃子 → きおさ/きほざ)
4.記号を使った打ち分け方
例:蒟蒻 → こんなく こんにゃく → こんなく< コンニャク → こんなく>
(1)変則簡略
【拡張MadDic II 】‥‥ 既存読みとのバッ ティングを回避しつつ省力化を図る試み
A.「〜ょく」
1.「〜き」で 置き換える《リキシキ型・呉音型》
例:入力 → にうりき,変色 → へんしき,直接 → ちきせつ,
2.さらに「〜き」を「〜く」に《拡張リキシキ型・菊畜陸型》
例:開局 → かいきく,職人 → しくにん,勅撰 → ちくせん,
B.「〜ゃく」
1.「〜yak」を「〜eki」で 置き換える《漢音型・ヤクエキ型》
例:脈 → めき(cf. まく=幕/膜/巻く,まき=薪/牧/巻き)
2.さらに「〜き」を「〜く」に《拡張ヤクエキ型・エク型》
例:逆転 → けくてん,磁石 → じせく,嫡出子 → てくすつし,
C.「〜ゅう」
1.「〜yuu」を「〜u」だけにする《九州流型・特例》
例:注 → つ,九州 → くす,流星 → るせい,
住所 → づそ,牛乳 → ぐぬ,
2.「〜yuu」を「〜iyu」にする《濁音型》
例:怪獣 → かいしゆ,牛肉 → きゆにく,
(2)変則濁音(人工音尾シフト型)
A.旧読み風型 ‥‥ 変則手順が比較的わかりやすい(旧読み再活用型)
1.「濁点+う」を「〜ふ」で
例:欠乏 → けつほふ,宿業 → すくこふ,
2.「濁点+い」を「〜ひ/え」で
例:犯罪 → はんさひ,黴菌 → はひきん,
鯨油 → けえゆ,平城 → へいせえ,煎餅 → せんへえ,土塀 → どへえ,
3.「濁点+ん」を「〜む/ぬ」で 〈…バ行+んはシフト&ホールドの技が使えて便利〉
例:弁当 → へむとう,伝統 → てむとう,段階 → たぬかい,神殿 → しんてぬ,
分野 → ふむゃ ,貧乏 → ひむほふ,便秘 → へむひ,
4.「濁点+っ/つ」を「〜ふ」で 〈特殊型/P型〉
例:雑誌 → さふし(cf. さつし⇒冊子),十界 → しふかい,合体 → かふたい,
5.「濁点+っ」を 音尾(促音)省略で 〈合点型/ニホン型〉★
例:脱皮 → だひ/だぴ,絶対 → ぜたい,牛車 → ぎさ゜, → ざきん,
B.打鍵優先型 ‥‥ 反則技に近いが、打ちやすい(左右交互打鍵型)
(3)変則読み(呉音読みなどを活用し、“音頭”をシフ トして清音化/直音化する試み)
1.「濁点+う」を「〜ゆ」で
例:同感 → とゆかん,会合 → かいこゆ,
2.「濁点+い」を「〜に/り」で
例:外国 → かにこく,税金 → せにきん,洗剤 → せんさり,存在 → そんさり,
3.「濁点+ん」を「〜ま/な/み/...」で
例:団塊 → たまかい,段階 → たなかい,電線 → てれせん,禅宗 → せみすう,
4.「濁点+き」を「〜く」で
例:感激 → かんけく,溺愛 → てくあい,狼藉 → らうせく,餌食 → えしく,
5.「濁点+く/つ/ん」を 異動処理(爆)《拡張雑魚型・試案》
例:学科 → がかつ,楽器 → がきつ,合致 → がちつ,月賦 → げふつ,脱兎 → だとつ,
A.直音の濁音の清音化
1.ザ行をナ行に
例:児童 → にどう(cf. 小児=しょうに,じどう→自動)
本日 → ほんにつ(cf. 日光=にっこう)
人生 → にんせい(cf. 人間=にんげん)
突然 → とつねん(cf. 天然=てんねん)
2.ダ行をナ行に
例:境内 → けいない(cf. 内容=ないよう)
男優 → なんゆう(cf. 長男=ちょうなん)
溺愛 → ねきあい(cf. 捏造=ねつぞう/でつざう)
毒薬 → のくやく(cf. 退く=どく/のく)
3.バ行をマ行に
例:幕府 → まくふ(cf. 開幕=かいまく)
万能 → まんのう(cf. 万年=まんねん)
微妙 → みみお(cf. 微塵=みじん)
志望 → しもう(cf. 本望=ほんもう)
大木 → たいもく(cf. 木曜=もくよう)
4.ガ行をラ行またはア行に
例:音楽 → おんらく(cf. 安楽=あんらく,裸=ら)
軍隊 → うんたい(cf. 運勢=うんせい)
B.拗音を含む濁音の直音化・清音化《特例型》
1.「じゅう」を「にう(≒にゅう)/にふ」で
例:柔軟 → にうなん(cf. 柔和=にうわ)
2.「じょう」を「にお(≒にょう)/にほ」で
例:豊饒 → ほうにお(cf. 囲繞=いにお)
令嬢 → れいにほ(cf. 姑娘=くーにゃん)
3.「じゃく」を「なく(≒にゃく)/なき」で
例:若干 → なかかん(cf. 老若=ろうにゃく,諾,匿)
弱点 → なきてん(cf. 蒟蒻=こんにゃく,溺)
4.「じゃ」を「や/だ」で
例:邪悪 → やあく(cf. 邪馬台国=やまたいこく)
蛇腹 → だはら(cf. 蛇行=だこう)
5.「じゅ」を「ぬ゛(≒にゅ゛)」で
例:襦袢 → ぬはん(cf. 濡=ぬ,〜ず≒ぬ)
需要 → ぬえう,儒教 → ぬけう,
6.「じょ」を「の゛(≒にょ゛)」で
例:女性 → の゛せい(cf. 女人=にょにん)
突如 → とつの゛(cf. 真如=しんにょ)
7.「じょく」を「にく/のく」で
例:侮辱 → ぶにく(cf. 忍辱=にんにく)
産褥 → さんにく/さんのく(cf. 阿耨多羅=あのくたら)
C.その他・特殊な例
1.唐音活用
例:団体 → とんたい(cf. 布団=ふとん)
暖帯 → のんたい(cf. 暖簾=のれん/のんれん)
2.「じゅ→ず→づ→つ」‥‥「じゅく/じゅつ/じゅん」などで 特例的に
例:熟練 → つくれん,技術 → ぎつつ,純粋 → つんすい,
3.「ば/ぱ→は→わ」
例:罰 → わつ(cf. 束子=たわし,ジャワ=闍婆,〜羽/把)
晩酌 → わんさく(cf. 晩上好≒わんさんはお)
4.いろいろな技の応用例
例:十分 → つゆふん(cf. 汁≒つゆ,辻=つじ,十=じふ/じっ)
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