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しの笛を作る

横笛を作ってみましょう。

「しの笛」は長唄囃子や祭囃子などに広く使用される日本の横笛の代表です。
声の高さに自由に合わせる事ができるように、低音の笛「一笨調子」から高音の笛「十三笨調子」まで、半音違いの笛を用意することもあります。
まずは、中位の音域の出る「7笨調子」・唄用笛に挑戦してみることにします。
しの笛より制作工程の複雑な雅楽系の横笛である「龍笛」、「高麗笛」、「神楽笛」、能や歌舞伎に使われる「能管」を作りたい方は、しの笛で制作の感を覚えてから取り組まれるとよいでしょう。




材料、道具





寸法

長唄囃子などで用いられる唄用の「七笨調子」の参考寸法を示します。
竹の材料は、内径が管の頭から管尻にかけて緩やかに変化しています。自然のものですから一つとして同じものはありません。
同じように孔を開けても必ずしも同じ音程になるとはかぎりませんが、およその目安にはなるかと思います。
「七笨調子」の筒音(「0」の音)は西洋音階の「ラ:A:440Hz」に近い音です。


孔開け

孔はまず錐で中心を開け、小刀で卵型にくっていきます。
竹の繊維に逆らわないよう、絵のように左右に小刀を動かします。 孔の壁は垂直になるようにします。
錐や小刀を使うときは力を入れ過ぎないように注意してください。
慣れてくると、孔を削りながら調律できるようになります。
左の絵をクリックすると孔開け作業の動画がみられます。(約460KB)



漆塗り

孔開けが完成したら管内を掃除して、内部を朱の漆で塗装します。
塗装は湿気による割れを防いだり、音の鳴りを良くしたりする効果があります。
漆はかぶれたりするので「カシュー」「新ウルシ」などを使ってもいいでしょう。
薄く塗って乾かす工程を2から3回繰り返します。
漆が乾いたら、歌口の上のところに和紙を軽く濡らして突き固め、音を出してみます。



籐巻き

籐巻きは割れを防いだり、装飾のために行います。
0.5ミリ程竹皮を削った部分に接着剤を軽く塗り籐を巻きます。
籐は面取りしてある巾0.8ミリから1.2ミリ位のものを使います。



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