桧枝岐川柳「奥の細枝」
05.10.9
桧枝岐川柳「奥の細枝」
スカ
注:本川柳はすべて桧枝岐経験者にのみ通じる楽屋落ちであります。したがって、桧枝岐
に行ったことのないよい子の皆さんにはぜ〜んぜん面白くありませんので、あらかじ
めご了承くださいませ。
●はじめに
「ツキあれば百頭も可能にして、行き交う人もかつては稀なり・・・」とかの芭蕉翁も語って
いた(かどうかは定かでないが)聖地桧枝岐も昨今はベンツが行き交うほど採集者が集中し、
ボーズに終わることも珍しいことではなくなってしまった。
そこで、ヒメオオの楽園であった往時を偲び、出立から現地入りまでを川柳でたどってみる
ことにする。
●東北道浦和料金所でゲートを探す
ETC 俺の車は その他かよ
●西那須野塩原インターを出て一般道を80キロで飛ばす
これがみな 柳ならばと 千本松
●道幅の狭い塩原温泉街にて
気ははやる 行く手をはばむ 湯治客
●国道352号分岐「桧枝岐まで50キロ」の標識を見上げて
あと50 もう50だが まだ50
●曲がりくねった山道での無理な追い越しはやめましょう
前を行く 四駈はきっと 同業者
●いよいよ桧枝岐入口、釣堀前にて
好きなのに またキラッタ 桧枝岐
●アルザ前、ヒノキの香る公衆トイレにて
はやる気を 抑えて立ち寄る アルザ前
●御池ロッジ前
尾瀬ヶ原 来年こそはと 九年経ち
●林道途中、がけ崩れで道が塞がれ この先の危険を告げる
大チャンス これで貸切り さあ急げ
●林道途中、向こうから降りてくる人影は 釣り人? それともきのこ狩り?
オーマイガッ 白いネットが 目に痛い
●ようやくヒメオオゲット・・と思いきや
手を入れた ネットでうごめく 赤い脚
つづく・・・
この光景がタマらないので、貯金もタマりません(^^;
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