フナト力(りょく)
4度目のヨーロッパに行ってきました。
去年までは空港のカフェでさえ「チップいるんやろか、いらんのやろか」
と、特にフナトさんの方がどぎまぎ度が高かったと思うのですが、
今年はどこでもかなり強気で
どんな店でもありったけの小銭で払おうとするので私がひやひやするまでになりました。
で、ライブの回数も有難いことにだんだん増えたのですが
それとともに威力を発揮しだしたのがフナト力(りょく)です。
「私に起こると思わなかったこと」という曲を
「悪い人を好きになった」と現地の言葉で説明するとたいがい「おおお」と
どよめいたあと聴き入って下さるのですが、フランス・アルザスの会場で
「悪い人を好きになった歌です」と言い終わるその瞬間にフナトさん
ぶえっくしょい
絶妙のタイミングが皆のツボにはまり、面白い歌になってしまいました。
また、フナトさんコーラス曲の前に
「彼はベーシストですが、時々歌います」
と紹介するとイエ〜!と盛り上がったり、
歌声にくすくす笑いが起こったり、いつも通りの反応が・・・。
ツアー終盤には誰からともなく
「ヒロシってマンガの「ガストン・ラガフ」に似てるよね」という声が高まり
ガストンというあだ名を頂戴。
ガストンはヒョコヒョコ歩きで、
思わぬとこで失敗して迷惑かけるけど憎めない、感じのフランス語のマンガの主人公で
「ラガフ」というのは「おっちょこちょい」の意味だそう。
いままで バカボンのパパ とか ぼのぼの とか ひこにゃん とか
数々のキャラクターに似ていると言われてきたフナトさんでしたが
海外でも同じ評価を受けるとは。
なんやしらん、すげー、と思いました。