思春期

だった頃、家に入ったとたん
玄関先に
むかし買って一度も履かなかった
サンタクロース、とか、くまさん、の
ファンシーな(私の)靴下をはいた母が立っていて
やる気をなくしたことが何度かありました。

それが結構ありがちな おかんの風景 と知ったのは
もう少し大人になってから。

月日はたち
ちょっと外に缶コーヒーを買いにいく、
あるいは
少し距離がある大型スーパーだけど
まあこれでいいか的な格好で外出した際、
わたしはふと、
自分がファンシー靴下おかんになっている事に気づきます。

さらにあろうことか、
ほとんど知られてないとはいえ
たまに人前に立つ身。
ごくまれにその状態で
「ふちがみさん」と声をかけてくださる方が。

逃げました。

ちゃんとご挨拶できず
すみません。

お洒落になります。