カーネルバージョン 2.0.36 から自動認識されるメモリの最大値が 64MB ではなくなりました。
以前は LILO にパラメータとして "mem=128M" のような文字列を渡す必要がありましたが、カーネルバージョン 2.0.36 以上ではその必要はありません。512MB までのメモリは自動認識されることが確認されています。ただし、機種によってはカーネルバージョン 2.0.36 でも 64MB 迄しか認識しない場合もあるようです。その場合は、/etc/lilo.conf の append 文に append="mem=128M" の様に記述し、/sbin/lilo を実行して変更を反映させてください。
ISA Plug & Play の NIC を Autoprobe することはできません。
ISA Plug & Play の NIC を認識させるには、NIC に割り当てられた IRQ 及び IO ポートアドレスを直接指定する必要があります。その際には、NIC に割り当てられた IRQ に対しては BIOS の Plug & Play 機能をキャンセルする必要があるかも知れません。また、IO ポートアドレスを入力する際にはアドレスを16進数で入力することを忘れないでください。「16進数で入力する」というのは、IO ポートアドレスの数値の前に「0x」(数字のゼロと小文字のエックス)を加えるということです。例えば、「0x220」などとなります。これは、プログラミング言語 C における16進数の表記法です。
Vine Linux では sndconfig というコマンドを使ってサウンドカードの設定をします。
サウンドカードの設定には sndconfig を実行します。その際に PCI Sound Card の場合は自動認識される可能性があります。しかし、サポートされていない PCI Sound Card や ISA Sound Card の場合は、自分の使用している Sound Card 名をリストから選択する必要があります。また、ISA Sound Card の場合は、デバイスが使用する IRQ (割り込み要求番号)、I/O ポートアドレス、DMA チャネルなどを明示的に指定する必要があります。デバイスが使用するこれらのリソースについての情報は、デバイスに付属してくるユーティリティソフトウェア (それらの多くは MS-DOS や MS-Windows 上で動作します) などであらかじめ確認をとる必要があります。
フロッピーディスクをフォーマットするには様々な方法があります。
一般的に言って、ディスクをフォーマットする際には物理フォーマットおよび論理フォーマットを行う必要があります。Linux 上でフロッピーディスクに対して物理フォーマットを行うコマンドは fdformat です。1.44MB の高密度フロッピーディスクを物理フォーマットするには、次のようなコマンドを実行します。
fdformat /dev/fd0H1440これによって異常が出なければ、物理フォーマットは完了します。もし異常がでた場合は、そのようなフロッピーディスクは使用できないので注意してください。特に、Linux 上で Vine Linux のインストール用フロッピーディスクを作成する場合は、ここでのエラーに注意してください。
論理フォーマットを行うコマンドは以下のようにいくつか存在します。
XFree86-3.3.2 以降であれば Wheel 機能はサポートされているので、Vine Linux では Wheel が使えます。あとは、アプリケーション側の設定をする必要があります。
インストール時に IntelliMouse を選択していれば、X 側の設定はできています。 後から、設定を IntelliMouse に変更したい場合は、/etc/X11/XF86Config の Pointer Section を 次のように書き換えます。(注: Emulate3Buttons はコメントアウトしてください。)
Section "Pointer"
Protocol "IMPS/2"
Device "/dev/mouse"
ZAxisMapping 4 5
Wheel 機能対応のアプリケーションとしては、以下の物が挙げられます。
source ~/.mscroll.tcl
mscroll Text