単車(バイク)のはなし。
 
 

目覚め
わたしが、単車に目覚めたのは、確か小学校の5〜6年だったとおもう。
当時は、ホンダがドリーム号やら、エルノシア(マックウィーンが乗っていた)、があってカタログをただ眺めて免許をとったらこれに乗ると心に誓ったきおくがある。
確か、モンキーの定価が\89,000だった記憶がある。50ccのバイクはみんな10万以下だった。
ただ、近所のバイク屋(自転車やかな)でまたがると、両足どころか、片足さえも全く届かず、本当に乗れるんだろうかという不安もありった。だから、将来乗れそうなバイクはモンキーしかないかも・・・・という思いこみあったのも事実である。

中学時代

中学に入って、家でバイクを買うことになった。最初に試乗したのは、わたしで家のまわりを乗り回していた。昼間のると近所のひとにあやしい目で見られるので夜ばかり乗った。
昼間乗るときは、修理にいくようなふりをして押して歩き、空き地で乗り回す。誰かひとが来たら、後ろに乗せてきてもらった様な振りをしてやり過ごす。中学生ではあるが、一見どうみても小学生ぽい顔をしていたので誰も乗り回しているとは思われなかった。。
中学時代のバイクライフは、そんな肩身のせまいものでした。
この頃(中1)は、また体が小さかったので、将来大きなバイクに乗れるんだろうかなんて事を本気で心配していたのもおかしい。なにしろ、50CCのダックスでさえやっと足が着くくらいだから。

高校時代

通っていた高校は、バイク通学を許しており、なんとか学校公認でバイクにのるため隠れて免許を取れなかった。結局とれたのは、高校1年の冬になってからだ。
それまで、バイクに乗っていなかったかというと、そんなバカなことありえないのだ。
兄貴がのっていたダックス50をやはり、乗り回してた。うちのまわりはお巡りさんの来ない地域らしく近所で乗り回すだけならOKなのである。(誰が決めたかあというと、自分でOKと決めた)
友達のあいだでも、バイクの話だけでみんなでもりあがるなんて、この頃だけだったね。

初の免停&停学
常にアクセル全開、日常が最速テストの毎日が続いた。前傾姿勢で67キロが最高速、普段は60キロ・・・・・
たった、4馬力のエンジンの限界なのだ。
たかが、50ccといえども当時の車に性能もあり、いつも先頭を車を振り切ってはしってたが・・・

やってしまった。26キロオーバー一発免停、赤切符。
犯罪者になってしまった。裁判所にいって怒られる。少年法の適用ということで、罰金無し・・・うしし。
懲りずに、免停講習にはこっそりバイクで行くありさま。(捕まれば無免許運転)
これを機に、やはりバイクは自動二輪でなければダメだ!と悟った。(くだらないことで悟るな!といわれそう)

初の一発試験(小型二輪)
お金のない私は、警察の試験場で行われる「一発試験」に挑むことにした。
練習は、愛車のダックスに二人乗りをして低速走行、8の字、一本橋したのである。 (原付の2人乗りって許されているんだろうか・・・)
大型、中型二輪の一発屋でごった返している試験場で小型を受けるのは、5〜6人惨めなものでした。
そのぶん、試験管は身分?をわきまえて小型から取りに来る受験生には好意的で、親切に悪いところを指摘してもらい、確か4回目で合格できた。
この免許をもらって、はじめて自分で買ったXL125Rを手にしたのです。

中型審査
もう、試験場にはいきたくないので教習所の審査で中型をとることにした。
教官はいますが、なにも教えてくれません。
ひとりで、コースを乗り回して練習。卒業検定をうけたら受かった・・・・・なんて、教習所は甘いんだ。
これを機に、XL125から、XLX250に乗り換えた。

大型一発試験
学生時代、同じ科のやつが次々大型を取っていく・・・・
そんな、焦りを感じたのか、受験を決意。
当時の大型二輪試験は、非常にむづかしく、地元群馬では、20〜30回で合格が相場、神奈川でも10数回とか・・・
練習場に通うことにした。5〜6時間の練習で受験をすすめられ、神奈川で受験した。
おちて当然と思い、開き直って試験をうけたところ、「間違わずに完走すれば合格できたのにね〜」と試験官のひとこと。
それからが試練でした。
次は、合格できるという緊張感がリズムを狂わせ、ふらつき、脱輪、接触・・・・ボロボロになった。
家に帰ると、椅子に座って実技のシミュレーション、コースを想像して、首振り(安全確認)、シフトチェンジ、ライン取りのイメージトレーニング・・・・知らない人がみたら、ついにおかしくなったか・・・と言われるだろう。
結局合格できたのは6回目で、これはもう達成感、脱落感、安堵、が一気に来た。

750を買ったのはこれから半年後でした。

なんで、大型に乗るのか?
それは、見栄と優越感です。単車の安さ、機動力、軽快さももとめるなら125ccで十分。運動性能を求めるなら、250か、400で十分。それでも、大型にのるのは、単にひとに見せたいだけ〜と言い切ります。どっかで、めだちたいのでしょう。峠じゃあ、400には、かなわないもんねー。
なんで、車検があって金食いで、重くて、小回りの聞かないものに乗るんだろう?なんて考えてしまうこともありますが、答えは見栄と優越感しか出てきません。
あはは・・ほかに、答えがあるのなら教えてください。
ひとによっては、動かないから・・・なんて人ももしかしているかも。(爆笑)

やっぱり族?
バイクの楽しさは、コーナーリング!ニュースでも問題になってた時期もあったけど、σ(^-^)も峠に行っては、行ったり来たり・・・・いわゆる「峠族」とか「ローリング族」てのやってたみたいです。(自覚がない)
嫌らしい性格?もσ(^-^)は、いつも峠ではとろそうなオフロードバイクに跨り、レーサーレプリカ&皮つなぎの速そうなライダーを見つけては追いかけてました。
ド・ノーマルなオフロードバイクでレーサーレプリカをじりじり追いつめ、あおったりして遊んでたんです。レプリカのお兄さんは、プライドもあったもんじゃありません。
後ろに着かれるとイヤなものでできれば、スパッとぶっちぎってくれないかなぁ〜と思うもので・・・・
でも、非力なオフロードバイクはあおることはできても、抜けないのです。だから、まわりからはすっごーく意地悪なバイク乗りに見えたに違いありません。
そんな風に追いかけられたレプリカ兄ちゃんは、プライドをぐちゃぐちゃにされたしまったのか、大抵は路肩に止めてエンジンの調子が・・・・なぁ〜んて振りをしてごまかします。あはっ・・・やっぱりσ(^-^)って意地悪ですね。

お気に入りの名車

CB250RS  CB750K  CB400T  CB50S

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