菊池鈴々の「RinRin日記」
96年4月分
主な内容:■本 ●漫画 ▼TV □雑誌 ○同人誌 etc.
■本と●漫画は独断評価つき(5点満点:★1点・☆1/2点)
文中敬称略
96/05/23 改訂
ホームページに戻る
04/29〜05/01
04/27〜04/29
- 2泊3日・東北で宴会。
途中までしか「エヴァンゲリオン」を見ていないという人たちに、いまのうちは幸せでいいわね、と見ちゃった者がぶちぶち言う(主に私だけど)シーン多発(笑)。私にエヴァの話をふっておいて「ミサトさんあの時は○○だったから」とか言うと「ああーっ、その先はまだ言わないでーっ」と苦悩する人物も見られた。ネタはばらされたくないが、エヴァの話はしたい、という、そのジレンマもわからんではないが(笑)。
04/26(金)
- ■STILL−スティル−/砂羅 ★★★
- 高校生JUNE。4/13の日記にも書いたが、学園ものに徹したぶん、今回のほうがいい。告白出来ずじまいの片想いをあきらめようとしながら、他の人に積極的に迫られて心がゆれるラブストーリー。
- ■寝室の鍵買います/鈴木あみ ★★★★
- お金持ちでオクテのおぼっちゃまと、幼馴染みのこなれた男の子のJUNE。誘拐事件が山場なんだけど、救出直後のHとか、リアリティはない。
- ■ためいきの日曜日(彰&歴也・2)/榊花月 ★★★
- 押しの強いキャラクターのインパクトでもっている感じで、ストーリー自体は他愛ない。影があるわりに明るい脇キャラがちょっといい。
04/25(木)
- □小説JUNE 6月号
- 「フジミシリーズ」は、音楽家として生きていく方策自体に主眼が移っているので、Hシーンは生活の一部(笑)として、描写そのものは別に書き込まれていなくても(多少はあるんだけど)どうってことない感じになっている。私は勿論それでもOK。
今回の裏表紙のCDの広告はもろに「エヴゥンゲリオン」のレイアウトのパクリ(笑)。雑誌の中でカラーまで使ってページを割いているし、編集部の誰かが、のめりこんでいるらしい。アニメ誌じゃないからひかえめだけど。
しかし、一番笑ったのは、誤植の「ソルボン水子」。正しくは「ソルボンヌK子」。誤植は世の常なんだけど、めずらしいタイプだったので、つい目に焼き付いてしまって。
- □ブレス vol.12
- 小泉沙都の作品のラストで、人を殺さなければいけない程に追い込まれているとは思えないのに、なんでほとんど無関係の人間を殺すのか意図不明。拉致監禁強姦までは、まあふつう(あくまでこのジャンルの中で。書いててちょっとアレだなとは自分でも思った)だったのに。
- ●キレルぜ!青春/池沢理美 ★★☆
- 表題作の主人公の女子高生が、はっきりものを言うところが好ましい。自分はいじらしいんだ、ケナゲなんだ、かわいそうなんだ、とまわりを味方につける「ひたってるだけ」の女の子よりは。まあ、その子に悪気はないってところに微妙な問題があるけど。わかりやすい「意地悪なライバル」じゃないから、強気な主人公が悪役風になるとこがミソか。
04/23(火)
- ■ジグソー・ジャングル/桜木知沙子 ★★★
- 大学生JUNE。これは、やおい的な雰囲気がどうこうというより、まじめな初恋物語になっている。
- ●お姫さまの揺篭(3)/谷地恵美子 ★★★
- アメリカの大学にはいってジャーナリストになりたいという夢と、家族や恋人との別れに悩む、帰国子女の女子高生の成長ドラマ。
04/22(月)
- ●アイアンサーキット/いなずみたえこ ★★★★
- 2020年のアメリカが舞台。架空のプロスポーツであるアイアンサーキット(昔流行したローラーゲームに似ている)になりゆきで参戦することになった、元陸上選手で日本人のお医者さん(24歳、童顔)が主人公。いなずみたえこの他の作品を読んだ事はあるけど、絵柄の線が細くてスポーツ漫画向きには思えず、あまり期待せずに読んだら、ぢつは面白かった。主人公の負けず嫌いの性格がナイス。
- ■僕のセクシャルハラスメント2/桃さくら ★★★
- ビジネスマンJUNE。前作に引き続き、望月くんはいじめられっぱなし。
04/19(金)
- ●朝まで抱いて(小越なつえ傑作集2)/小越なつえ ★★★
- ラブコメ。レディースと少女漫画のまんなかへん。どすこいな性格の主人公達が小越なつえのカラーで、異様にたくましい(笑)。
04/18(木)
- ●祝田さん・2/入江紀子 ★★★
- 最近上昇株の入江紀子のものの中では、凡庸に見える。
- ●カ・ビネ・サガ ダーク・クライブ(3)/橘皆無 ★★★
- 思っていたよりは長いファンタジーになるみたい。黒幕の本音がオープンになってない以上、小悪党と小競合いしてたって、なんにも解決しないんだから。
04/17(水)
- ●お洒落小僧は花マルッ(7・9)/安積棍子 ★★
- 熱愛結婚出産の後のエピソードが、なんだかまとまりがなくて、いきあたりばったりに見える。恋がかなった後のドラマをちゃんとつくるのは難しいということなのかな。
- ●自転車に乗って/デラックスこすり ★★★
- ほのかにJUNEのかおりがする短編集。バイオロイドSFがひとつ、ロボットSFがひとつ、ライトな青春もの3つ、初期のギャグ(ただしすべっている)ひとつ。絵柄がかわいいしバランスもいい。SFのとこではクールな表情もよかったし、おやじ面もばっちりだ。だだ、ねらいめが少しあいまいなのが惜しい。元気印に走るのがいいのか、抒情に走るのがいいのか。どっちもありだとは思うが。
- ●天使の瞳のARIA(エチエンヌ・シリーズNO.15)/水星茗 ★★★
- 悪魔と天使と妖魔が地球の人間界に介入するファンタジー。地球住まいの悪魔のプリンスが愛らしくもおまぬけなので、部分的にはコメディになっている。
- ●恋物語(8)/さいとうちほ ★★★☆
- 独立したラブストーリーの中・短編を収めたシリーズ。ただし、この巻には別名のコミックスの続編にあたる作品が紛れ込ませてある。まあ、表紙を見ればそれの続編だとすぐわかるから、購買者にさほど不都合はないのかもしれない。
- ●ギャラリーフェイク(5)/細野不二彦 ★★★★☆
- 美術うんちくの連発もさることながら、露悪的なキャラの造形、短いエピソードと全体の流れのつながり方などは見事。扱うジャンルが違うだけで、この構造は『ブラック・ジャック』なんだと思う。
- ●BUD BOY(4)/市東亮子 ★★★☆
- 上品な悪役美形が何を考えているのか、の部分がぼかしてあるので、ちょっかいがこれでおさまるとは思えない。
- ●デパートガールズ/若林美樹 ★★★☆
- 事故で死んだデパートのあととり息子を、自分の他にそういう相手がいるとは知らなかった、デパートガールが3人。3人も恋人がいたとデパード中の噂になる。死んだ男の影をふっきって新たな恋に一歩踏み出す、3つの連作短編。ほかにレディース恋愛もの2つ。昔より絵は雑になってる気がするけど、話のしぼりこみ方はわりと好み。
- ●いいひと。(2)/高橋しん ★★★
- 誠実にビジネスに臨む新米社会人。波乱のきざしがそちこちに。
- □BODY VOL.2
- JUNE系漫画誌。表紙はかわいい出来だったのに、中身はそんなにたいしたことなかった。「近未来スペシャル」というキャッチコピーで、ちょっと悪い予感はあったんだけど。
近未来SFとして新鮮なものをつくるのは、JUNE/やおいジャンルでなくったって大変だと思う。SFネタが平凡なら、それはそれでもいいから「恋」か「H」のどちらかで目を引くんでなくては、陳腐になりやすい。状況説明のページを割く必要性のデメリットもあるし。
その中では、卯月妙子の却下ギリギリのアクの強い絵と設定の魅力、いわしげ貴生のセンスのよさは高ポイント。
04/16(火)
- ●月に叢雲 花に風(6)/津寺里可子 ★★★☆
- 主人公の女子高生のまわりを、守護してくれる妖怪や精霊がとりまくファンタジー。恋を自覚しそうでしない主人公と、大事なことを言うに言えない守護龍が、読者をやきもきさせながら、事件にまきこまれていくストーリー。
04/15(月)
- ■好きにならずにいられない!!−聖少年白書−/水星さつき ★★
- 高校生JUNE。剣道部の三人の三角関係。地の文が時々光ってるけど、全体としてはぼんやりしてしまっている。
- ●SLAM DUNK −スラムダンク(28)/井上雄彦 ★★★★☆
- とても久しぶりに会った知り合いのファイル等の持ち物に、カップリングして花まで散らしたスラムダンクシールがいくつも貼られていた。彼女は職場でもそのファイルを使ってるというからパワフルなことである(笑)。
- ●夢の碑(13)/木原敏江 ★★★☆
- 魂の入れ替えを扱うエピソードと、画家を目指す男と結婚した資産家の娘の恋物語。ともに暗さが基調だけど、後者の資産家の娘のいじらしさがいい。
- ●ハイヒールの天女たち(1)/上杉可南子 ★★★
- 「道祖神の石のかけらをとって来て恋の願い事をする」のが共通の連作短編。ラブストーリーじたいは全部独立している。主人公はみんな働く女性。
- □小説b-BOY 5月号
- この雑誌の全体のトーンそのものが、私の好みとかなり近いんだと思う。ほとんどハズレのない安定したレベルが嬉しい。
今頃言うのもなんだけど、2・3月号の生野稜の「門の中の楽園」は、これを掲載するなんて勇気あるな〜っていう凄いネタだった(笑)。話の出来は悪くないんだけど、読む気になるかどうかがまず大きなハードルだ。なんたって寄生虫おたくがメインキャラのひとりときた日にゃあ、ああた(笑)。
04/14(日)
- □CARESS VOL.6
- 初登場の、さとうのりこが「CARESS」にしてはめずらしく(笑)Hなしの話を描いている。雑誌の雰囲気からするとちょっと浮いたかんじ。ほかのレギュラー陣はHレベルはともかくとして低調ぎみ。
04/13(土)
- ■嘘でもいいから…/砂羅 ★★
- 高校生JUNE連作短編集。1つめは学園JUNEの誤解・告白もののパターンとして、わりとよかったのに、2つめからヘンなファンタジーになって、だれてしまった。ファンタジー部分が全体のレベルを下げたことになる。
04/12(金)
- ●花田少年史(1〜4・完)/一色まこと ★★★☆
- カラーテレビを買ってくれと子供がせがみ、洗濯機には手回しローラーがついていて、三輪トラックが走っている時代。小学三年生の男の子が車にはねられて九死に一生をえたが、幽霊が見え、会話もできるようになってしまった。幽霊サイドからは、お願いをきいてもらえる可能性のある頼みの綱として、むりやり協力させられる。
かなり泥臭い絵柄だが、題材にはあっていると思う。主人公が、イヤイヤながらも幽霊達の心残りを解決していく姿が暖かい。
04/11(木)
- ▼宇宙貨物船レムナント6
- WOWOWで放映された特撮SF。思っていたより短い作品だったが、わりと素直に楽しめた。宇宙船の外観がすべてCGというのも違和感はなかった。
ただ、火星生まれの子供の長〜い思わせぶりなカットは、こんな短編なんだから、けずって、少しでもわかりやすくするための描写をいれた方がよかったと思う。象徴的とか、深層心理を反映するとか、いくらでも説明できそうだけどね。作り手側の思いいれのたまものなのかもしれないけど、なんだかなあ。
- ■忘却の虜囚(とりこ)(霊感探偵倶楽部)/新田一実 ★★★★
- ■妖かしの紅い華(新・霊感探偵倶楽部)/新田一実 ★★★★
- ■幻惑(まぼろし)の肖像(新・霊感探偵倶楽部)/新田一実 ★★★★
- なぜ「新」がついたのかしら(笑)。全体のトーンはそんなに変わってないのに。大学生活でなく、探偵仕事(?)用の電話をひいたのが違いだったりして。
04/10(水)
- ●死と彼女とぼく(1)/川口まどか ★★★☆
- 「死者が見える」少女と「動物や植物の声まで聞こえる」少年のオカルトもの。生きにくい二人がなんとか生きている姿が、怖がらせるだけの他のオカルトものより好感がもてる。
- ●SLAM DUNK −スラムダンク(1〜27)/井上雄彦 ★★★★☆
- 私の「やおい回路」はあまり敏感にできてないので、素直にスポーツものとして楽しめた。「未知数の存在としての花道」に着目して読んだので、わりと普通の読み方(笑)だと思う。ところで25巻目ラストあたりの「花道とリョータのアウリープ直後の顔」は小林まこと入ってるねっていうのは、とっくに皆言ってることなの? もしくは思っても言ってはいけないことなのかな(笑)。
ささいな描写を勝手にふくらませて楽しむ遊びとしての「やおい」は、私の場合、ほとんど基本設定を認識してればわかりやすいっていうだけで、パロディする側の作者の能力があれば、たいていオッケーだから、H方面の組み合わせなんかは、わりとどうでもいいのよ。実在の人物のやおいなんかも、頭の中で二次元にさしかえて楽しんでいるふしもあるし(その場合はオリジナル読むようなスタンスなんだけど)。発行する側の愛と情熱と能力があれはなんでもこいだ。特定のジャンルやカップルに愛を注いで同人誌出す側からみると、私みたいな読者は異端なんだろうなとは思うけど(笑)。
04/09(火)
- □麗人 5月号
- 深井結己の「祈る人」がとてもよかった。学生卒業直前JUNE。仮に涙の告白シーンの後すぐエピローグをくっつけたとしても充分いい話だ。なにせ『麗人』だからH場面をいれないわけにはいかないのかもしれないけど(笑)。
04/08(月)
- ■制服/麻生雪奈 ★★★
- 学園JUNE。女ひとりと男ふたりのドリカム状態の高校生親友トリオが、卒業を目前にして、それぞれが秘めていた恋心をうちあけ、じたばたする。タイトルの「制服」を「ガキでいていい期間」の象徴として使っている。私服の学生は、とか、社会人の制服は、とか、意地悪をゆうてはならないのである(笑)。
04/07(日)
- ○THATTA 120号
- 紙ファンジンは、読むのはいいんだけど、出すのは労力がいることである。
- ●サーカス・ワンダー/楠桂 ★★★
- ファンタジー3編。暗いのが2つと軽いラブコメ風1つ。楠桂の暗いのはどっぷり暗くていい。
- ●MIRACLE(3)/稚野鳥子 ★★★★☆
- ドロ沼の人間関係が深みにはまってしまって身動きがとれない。こういうウェットな展開は重いけど、読みごたえはある。
- ●風の大陸/竹河聖/橋本正枝 ★★★
- 原作は富士見ファンタジア文庫。橋本正枝の絵はわりと好きなほう。
04/06(土)
- □MAGAZINE BExBOY 5月号
- 志水ゆきはノリもいいし、絵も手慣れてはいない風だが、顔なんかはそれなりに目を引くものがある。それなのに顔以外の人体で、ボロがでまくりなのがとてもとても残念だ。もう少しでいいからデッサン力をつけてくれれば、今後に期待するんだけど。
04/04(木)
- □小説i's(アイス) 5月号
- 印象に残ったのは、鈴木あみの監禁もの。後半がちょっと弱い気もするけど。
- ●フェアトラーク寓話/沖麻実也 ★★★
- 沖麻実也の初コミックス。悪魔と少年の契約エピソードがメインのファンタジー。ヤングアダルトやJUNE系小説の挿絵の数はすごいけど、コミックスは出てなかったみたいだ。
04/02(火)
- ■Tears for/遠野夢子 ★★★★
- JUNE短編集、ポルノ寄り。実際のところ、話の完成度とか設定の陳腐さとかを考えると、★4つはつけすぎだと思う。でもこの作者のHシーンには、なんとなくスケベ心をひかれるものがある。そんな"なんとなく"の魅力というものも、確かに筆力ではあるんだと思うんだな。
- ●怪盗アマリリス(13)/和田慎二 ★★
- 「アマリリス」はずっと、エピソードのつなぎ方が唐突で、全体のトーンが不安定。ベテランらしくない。怪盗技術合戦の少年ジャンプ的展開が終わったら、クライマックスに向けて大仕掛け戦。このクライマックスがやりたかったんなら、あの「フラワードリーム・ナナ」のキャラクターが必要だったとは考えにくい。やっぱしただのお遊びだったのか。
- ●銀のジーク(8)/岸裕子 ★★★☆
- 描き下ろしでちゃんと出すのはえらい。ジークとキラの凸凹コンビの関係がちょっとずつ進展しているようだし。9巻までは白夜書房で出して、それ以降は希望があれば同人誌かも…ということは、9巻ではオチないということなのか? やれやれ。
04/01(月)
- ●め組の大吾(1・2)/曽田正人 ★★★★
- なりたてのほやほやの消防士が主人公。テンションの高いすべりだしでまずまず。
- ●三番町萩原屋の美人(其ノ六)/西炯子 ★★★☆
- ボロのうえ、おそらくまぐれで動いた兼森の曾孫製作のタイムマシンと、萩原屋の御隠居製作の高性能ロボットが「未来幸福教」に狙われる事件の入り乱れたエピソードもそれなりだけど、萩原屋の使用人の女の子の里帰り編が好短編。
- ●ローズメリーホテル 空室有り(2)/西炯子 ★★★☆
- ボロアパートに空から降って来た謎のファンタジーコスプレ風の男女二人組みが、別世界からやって来た皇女と従者だと告げ、結局いすわることに。今回はそのお姫様の成長物語というところ。
- ●華夜叉巻之六 華いくさ/田辺真由美 ★
- 陰陽師・安倍晴明と彼の恋人の白狐姫君とその小姓達のドタバタコメディ。目新しいところはないし、絵もギャグもどうにもならない。ラブストーリーとしてもりあがるわけでもないし。
- ●美女と野獣 銀の月の物語(1)/田辺真由美 ★
- 妖魔を退治して賞金を稼ぐ美貌の青年剣士が、妖魔を食う意志を持つ剣と出会い、わがままな剣の食欲にひきずられる。妖魔と人間のハーフの青年も登場。こう書くと前田珠子の「破妖の剣」シリーズと似てるように見えるけど、「破妖」のほうがずっとまし。
- ●ルートヴィヒII世 蒼き月影の狂王(1)/氷栗優 ★★★★
- 時々キレる耽美なルートヴィヒII世の目がすわってる(笑)。
- ●JUNGLE BOY(2)/中村理恵 ★★
- 勘違いと友情とちょっぴりの謎をミックスした、高校生の学園・寮生活ドラマ。
- ●リョウ(1)/上田倫子 ★★★
- 武蔵坊弁慶が牛若丸を探しに現代に現れた。主人公の女子高生・りょうは、自分が富士の樹海から救助された3年前に平安時代の服を着て遮那王と名乗っていたことを知らされる。牛若丸が実は女で、現代で記憶を閉ざしたまま3年暮らしていたという設定。他の現代人二人と一緒に富士の樹海へ向かうところまで。四人で過去に行くのかなあ。
弁慶がすごくもてる男だという設定。現代で暮らした3年の間に999人も恋人を作ったという大笑いの事実も暴露される。少女漫画なのに(笑)。
- ●タケコさんの恋人(11)/望月玲子 ★★★☆
- 作者が実際に出掛けたチベット旅行をいかした、チベットで高山病にかかりながら恋人を探し、彼とチベットを歩き回るエピソードがある。
ホームページに戻る
最新の日記を読む