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読売新聞発行「病院の実力2008春」



読売新聞社が発行した「病院の実力2008春」の139ページに、医療ルネサンスの記事を再掲していただけました。

新聞記事はその日に読んでもらえないとおしまいですが、本にしていただけると、また別の人の目に触れる可能性がありますから、ありがたいです。

前立腺がんのページを見ると、前立腺全摘の症例数の多い順に都道府県別にランキング表が載せられています。

東京共済病院に勤務している時は、このランキングに不満でした。常勤医の多い病院ほど上に行くからです。

この点については、東京共済病院のホームページに書かせていただきました。幸い(?)私の文章が変更されず今日時点では残っています。

「手術件数の病院ランキングを載せた週刊誌もありましたが、当院は、大学病院・がんセンターなどに比べ、トータルの手術件数は決して多くありません。

しかし、常勤医が2名の病院には、外来で診察した医師と入院中の主治医・執刀医が同じであるというメリットがあります。

前立腺関係の手術を年間120例行っています。すべての手術に、常勤医2名が術者もしくは助手として関わっています。」


病院の実力2008春によれば、新横浜にある総合病院は神奈川県で3番目(横浜市内ではトップ)に前立腺全摘の症例数が多いようです。

私が興味を持ったのは、ここは某国立大学の関連病院なのですが、その大学での前立腺全摘の症例数より多いこと。だから、その大学の医局員が新横浜の病院に勤務したがるんでしょうね。

大きな器を用意する。人を揃える。患者が集まる。症例の多いところで研修したい医者が集まる。競争率が高ければ優秀な人を選別できる。

レベルが高い医療が提供されるので、評判が良くなる。開業医も安心して紹介でき、さらに症例数が増える。

近くに安心して患者さんを紹介できる病院が多く存在しているのはありがたいです。

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