















「健康に年をとるには・・・・」 














国民健康保険中央会の「活動的余命を高めるための研究会」調査 
(日本経済新聞1998年5月24日(日)発行から抜粋 編集委員 渡辺俊介記)












<生活習慣が健康の決め手> 
<健康にとしをとるには・・・> 
<健康な高齢者に共通の特徴> 
<食生活> 
<生活態度、交友関係> 
<健康、医療関係> 













<生活習慣が健康の決め手> 












八十歳を過ぎても健康で元気な高齢者は若いときから野菜、果物や水分を
よくとり、社会への関心も高い----国民健康保険中央会がまとめた調査結果
で、こんな事実が明らかになった。「生活習慣が健康の決め手」という”養生訓”
の正しさが改めて浮き彫りになった形だ。













<健康にとしをとるには・・・> 












今や女性の平均寿命は八十三歳。男性も七十七歳を超えるまでになった。
生まれてきた女性の72%、男性では50%が八十歳まで生きる。まさに「人生
八十年時代」である。
しかし一方では寝たきりや痴ほうととなり、他人の介護を必要とする人も急増
している。平均寿命は八十歳前後になったとはいえ、健康で活動的に暮らせる
年齢の平均、つまり「平均健康寿命」はそれよりももっと短いのが現実である。












日本人の平均健康寿命は六十五歳前後という統計もある。この平均寿命を延
ばすことができれば、個人にとっても望ましいばかりか、文字通り活力ある高齢
社会を実現できることになる。
そこで、どのようにすればこの平均健康寿命を延ばせるのか、その原因を探ろ
うというのが調査の目的だった。
現在健康に暮らしている高齢者が、これまで、そして現在どのような生活をして
いるのかを調べることで、ヒントを見いだそうという試みである。












対象としたのは「痴ほうがなく、自立した、活動的な状態で生活している」八十
歳から八十五歳の人。全国三千二百あまりの市町村から一人づつ選び、そこの
保健婦に聞き取りをしてもらった。調査項目は「家族、住まい」「食生活」「生活態
度」など九項目。以下、主な項目について健康な高齢者に共通している項目を
挙げてみる。













<健康な高齢者に共通の特徴> 












★住まいは持ち家一戸建てが多い
★若いころから、食事は1日3回規則正しく食べている
★食事はよくかむ
★野菜・果物など食物繊維等をとる
★タバコは吸わない
★かかりつけ医を持つ
★自立心が強い
★気分転換のための活動を行っている。(テレビ・ライジオ、おしゃべりなど)
★新聞などよく読む
★テレビをよく見る
★外出することが多い
★就寝時間・起床時間はほとんど決まっている。
(注・国民健康保険中央会の調査で8割以上の人が当てはまった項目)













<食生活> 












若いときから一日三回規則正しく、よくかみ、だれかと一緒に食べる。野菜、
果物、カルシュウム、水分をよくとり、塩分の多いものは避ける。若い頃から酒
はあまり飲まず、たばこも吸わない人が多い。













<生活態度、交友関係> 












自立心が強く、社会への関心も高い。新聞をよく読み、テレビもよく見る。書
き物をしたり、外出したりすることも多い。・そのせいか、おしゃれに気を使って
いる。
「生きがい持っている」と答えた人が多く、その中身は趣味、地域活動、スポー
ツなど。スポーツで多いのは「歩く」「ゲートボール」「体操」「ゴルフ」。生きがい
につながる活動を始めた時期は「六十五歳以降」が48%で最も多く、次いで
五十五歳以降」(17.5%)、「七十五歳以降」(10%)などとなっている。
ボランテイア活動への参加が多く、特に首都圏や大都市部に住む高齢者の
間で活発である。隣近所との会話も多い。また自分のことを元気づけてくれる
人がいる。













<健康、医療関係> 












体のことを考えて短気を起こさないように、また嫌なことはすぐに忘れるように
している。かかりつけ医がいるひとも多い。癌や脳卒中、心臓病という三大病を
経験しても15%余りいる。長生きに対する意欲も強く「あと何年生きたいか」と
の質問に「五年から九年」が31%、「十年から十四年」が22%。「二十年以上
が14.5%もいた。












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