*北京便利情報*
【観光編】
裏技
たいていの観光地の入場料には学生料金(普通料金の半額のことが多い)が設定されている。青年研修大学留学生公寓の宿泊カードを見せて「学生」と言うと、学生料金を適用してくれることがあった。試してみよう。ただし対応はおそらく窓口の職員ごとに違うので、次も同じ結果とは限らないです。
筆者の主観で気に入った順
景山公園
故宮の堀や北海を掘った土で作ったという築山が中心。この山に5つの櫓があり、中心にして一番高いところにあるのが万春亭。万春亭からの眺めはすばらしい。特に夕方の故宮。
朝行くのは早起きがつらい。昼間は故宮が逆光になる。また、故宮の黄色い屋根瓦は、朝夕の赤みを帯びた光に照らされると一層美しいと思う。というわけで、光線が柔らかく赤みを帯びた夕方が好き。夕焼けをバックにした北海公園の仏塔のシルエットもいいものだ。
景山からの眺めのうち、南の故宮は夜になるとただ暗いだけ。付近は別の方向も古い町並みが多く、明かりが少ない。天安門広場や王府井辺りは明るいが、遠いし、ただ明るいだけできれいというわけじゃないと思う。週末(金土日)だけかもしれないが、万春亭自身がライトアップされるので、ここにいるとまぶしい。従って夜景はイマイチである。
景山自体そんなに高くはないが、付近にこれより高い建物がないので、見下ろされるような感覚は全くない。むしろ全てを見下ろしている気分を味わえる。要するに高い所が好きな私、でも私は煙じゃないぞ(おいおい、自分で何言ってるんだよ)。
故宮は基本的に左右対称で、万春亭はこの対称軸の延長上にある。だから万春亭から見る故宮はきれいに左右対称。これを見ると、自分が北京の中心にいるのを感じられる。もっと言うと、北京が自分の手中にあるような、皇帝の気分を味わえる。だから気に入った。
周囲を見下ろして一人悦に入るのもいいし、意中の人と一時を過ごすのにもよい。
山へ登る道には街灯がほとんどないので、月のない夜は懐中電灯が必要かもしれない。
開門は朝6時から夜21時。
門票2元。月票4元。この安さも気に入った。しかし、月票を買おうとして「没有」と言われたのは何故だろう。
最寄りバス停は「故宮(gu4 gong1)」(故宮の北側にある)。710で「紅廟(hong2 miao4)」、402で「呼家楼(fu1 jia1 lou2)」、813で「東大橋(dong1 da4 qiao2)」へ行き、101などに乗り換えて行く。「沙灘(sha1 tan1)」からでも歩ける。
北海公園
大きな池(北海)を中心とした公園。水辺の柳が涼しげである。
池の中に浮かぶ島にある仏塔も観光名所。島に渡るのに追加料金がかかるので私は行かなかったが。
東岸は小さな遊園地になっていて、電気自動車や、小さな子でも怖がらずに楽しめそうなジェットコースターなどがあった。
南側にある二つの門の間は水に阻まれていて、公園から出ずに行き来するためには、はるばる池の北側を回らねばならない。
門票5元。島にも渡れる切符は10元。
最寄りバス停は「北海」(101などで「故宮」の一つ西)。北側から入るなら、東直門から出ている107などで「北海北(後)門」。
動物園
さすが中国の首都、パンダもいる。このパンダ、オヤジくさいとの評も。
東直門から107。東直門で地下鉄に乗って西直門まで行き、そこから107(金はかかるが速い)。地下鉄の西直門から歩く。
全国農業展覧館
外から見える大きな建物は、日本で言うところの幕張メッセや東京ビッグサイトのような展示場(メッセ等よりずっと小さいけど)。農業機械の展示会などをやっている。
敷地奥の片隅に、「珍奇陸生動物館」「珍奇水生動物館」「水族館」というのがある。話のタネに一度行ってだまされるのもいい。たぶん入場無料。
宿舎から歩いて30分くらい。402のバスに乗って「農展館」で降りてもいい。
八達嶺長城
人の多い休日に行くもんじゃない。
1時間で左右両方の端まで行って来ようというのは無理があった(すいていれば可能かも)。
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