「みんなの同人島/有明桟橋」への書き込み

#880


=== <880> doujin/salon, BQ2M-FRT(古田 真也), 00/10/28 22:14, 137行, 0(0)関連
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標題: さらになんと今さらC57レポ、撤収後反省会 質疑応答編

 質問者の立場がわかれば書いておきます。回答はたいてい米澤代表ですが、他の担当スタッフのこともあります。

Q(救護室スタッフ):3日間通して救急車を呼んだのは(救護室としては)1台だけ。倒れたタクシー運転手と車の横転は別にして。救護室には3日間の合計で300人がかつぎ込まれた。これは全参加者の0.1%くらいで、少な目。中には熱が41度というインフルエンザらしき人もいたが。
A:はい次。

Q(サークル「アキハバラ撤収組」):夏の反省会での公約通り本を出し、400部完売。人員増強をはかるので、興味ある人は来て欲しい。
 徹夜組さん、我々は設営・撤収を本にした。あなた方も「徹夜組」として形にしてみてはどうか。
A:はい次。

Q(サークル):もし警備が必要なくなったら、何ができるか。
A:オンラインで各部署をつなぐとか、会として出版や本の販売以外の活動。
一番できそうなのは、少しずつだけどコミケット叢書。エロ(美少女)以外の本や表現や、世界征服に向けた海外への発信。中国や韓国、台湾などでも同人誌即売会ができてて、台湾でも同人誌の中心はやおいになっているんだそうな。

Q:次回のCD-ROMタログはどうなるか。今回関わったスタッフは奥付には二人しかいなかったが。
A:今回は予定通り出た。マック版は来夏にと考えている。DOS版をという声もある(笑)。プログラマーとかとして関わったのは二人だった。
Q:撤収時、椅子の積み方についてのスタッフの指示がバラバラだった。

Q(ホテル浦島に泊まったスタッフ):案内通りにバスが来ず、待たされた。
A:宿泊者向けのマニュアルなども遅れた。開催日が早くなったのと、日程が固まるのが遅れたことなどが原因。以後、こういう事が無いようにする。

Q(川崎から来た一般):京急に大井町などからのバスを出すように頼みたい。その説得材料に「もし乗り入れることになったらカタログに案内が載る」と言いたい。実現するとしてカタログには載せられるか。京急は羽田・ビッグサイト間を運行している。
A:スタッフに京急関係者もいるので聞いてみる。

Q(スタッフ):サークルチケットの色が3日とも似ていて、間違ったりした。また、偽造防止の模様のせいで、日付が見にくかった。
A:金券として出回ったりするので、偽造防止に気を使っている。次回は光る入場券か?見難いという点は改善する。

Q(サークル「アキハバラ撤収組」兼スタッフ):荷物を移動させるとき、引きずって動かすのは見苦しいから止めよう。先の質問のサークルチケットについて、不気味社が警視庁あたりも使っている技術を使った券を使っているらしい。
A:宮内さんに聞いてみる。

Q:スタッフや撤収組の方へ、自分の思い通りにならないものを「悪い」と決めつけないで欲しい。その場にいながら撤収作業をしていない人を悪人視していないか。
業務連絡:スタッフでIDカードの返却がまだの方は東1ホール総本部まで返して下さい。(質問している本人や米澤さんらがイソイソとIDカードを外す)
A:コミケではいろんな参加者・参加法があって、どれかを押しつけるつもりはない。ただ撤収の時など、「行くぞー!おーッ!」という勢いのある所は強い。同人誌というのは表現だし、自分が表現をするということは他人の表現やお互いの表現の違いを認めることでもあるだろう。

Q(サークル「アキハバラ撤収組」):虎の穴に就職が内定し、今後は当分コミケに来られなくなった。これから卒論を書くので、そのために2・3日目に取材で来た。サークルが帰るときに椅子を机の上に乗せていくことについて、机に立てかけると倒れることがあるのはわかるが、3日目の最後に帰る場合については立てかけも可にしてはどうか。
A:そういうときまでいるサークルには、椅子を集積所に積むところまでやってもらうのが筋だろう。

Q:レセプションルームを使わないのはなぜか。
A:初めて有明に来たときに更衣室に使ったが、動線の設計上とても使い難い。警備も難しくなる。従って、急に場所が必要になった場合の予備に当てている。会議棟についても同様。もし使うとすれば、本以外の表現(上映会とか展覧会とかバンドとか)にするという案もある。出も、コミケ開催中にやるとスタッフが行けないからどうにかしたい。

Q:インターネット・池袋・秋葉原などで、イベントに来なくても手に入るものは多い。ネットが広まったとき、コミケはどうなるか。
A:コミケに来る目的は本の売買だけでなく、人が集まっているから来る人もいる。人と人とのふれあいも大事。また、本には見た目や手触りも含めたフェティシズムの面もある。お祭りとしての側面もあり、雑踏であり、人が集まるからここで商売をしようと来る人もいる。これは人が集団を作った時からの根源的なもので、21・22世紀になっても変わらないと思う。

Q:椅子はやはり立てかけないで欲しい。本当に倒れて危ないから。
CDカタログについて、アプリケーションはWin用だが、データそのものはテキストなので、データだけはそのままでもマックで使える。
A:マック版のソフトを既に作って公開している人がいる。次回以降も即対応とのこと。 Q:マンレポをネットで投稿できるようにできないか。
A:ネットを使えない人も多いので・・・。

Q:列の並び方がまずかった。撤収に「女性は邪魔だ」という人がいた。
A:性別で生息地が違ったりして、全館使用の時の西などは女性が中心で撤収をしていたりした。男女は関係ない。

Q:料金を取って、サークルに電気を使えるようにできないか。
A:この会場、電線は所々に通っているのだが、コンセントが無い。電気を使うためにはコンセントを設置しなければならず、工事に 15000円/サークル くらいかかったりして難しい。電気を使用するための手続きや、原状回復、その確認などの手間もかかる。電気を使用するサークルを電気が使える所に配置するというのもこれまた手間がかかる。
Q:TWRや ゆりかもめ の増発はもっとできないか。
A:ダイヤは多少は対応してもらえるが、他社とのかねあいもあって難しい。その点、バスは自由が利く。
Q:アトリウムを休憩用に解放できなかったのか。
A:今回は他の会社が使っていたのでできなかった。
Q:都バスの料金を特別なブースで先払いするようにできないか。
A:そのブース用の場所が必要になるし、ザルの方が原始的な分融通が利くかも。メッセの時にやってたのは、都と千葉県の考え方の違いもあるのだろう。

Q:カメラから金を取る方法はないのか。
A:一々やるのは好きじゃないし、面倒。レンズ付フィルムなど種類も多いし、本当に友人との記念撮影用との区別も困難。また、金を払うと「客」として主張をする人も出てくる。
Q:カタログに、前回取材に来た所の一覧など載せてみては。
A:いつも考えるけど忘れてしまう。半年も開くので、意味があるのかなというのも。ただ、出版社名くらいは時々出したい。
Q:最後尾看板に英語版を作る予定はないか。
A:日本語がわかる外国人も多いし、英語圏以外の人も多い。英語をやればいいというものではないし、言葉が多くなると手が回らない。来夏に向けて5カ国語くらいでコミケ紹介冊子を作ろうと考えている。

Q:準備会で撤収マニュアルを作れないか。女性を邪魔呼ばわりした人がいたというが、個人的には女性歓迎。

Q:人の悪口はやめましょう、みんなでマナーを守りましょう、そして、2000年代もコミケを楽しみましょう。
A:この場にいる人たちだけでも、そういう気持ちで臨んで欲しい。
 本当に長い25年・・・じゃなくて4日間でした。

 以上。終わったのは20:04。前の夏と同様、職員通用口から外に出て帰りました。


パヌキ