「みんなのコミック村/サロン」への書き込み

#814


=== <814> comic/salon, BQ2M-FRT(古田 真也), 99/11/30 22:33, 28行, 0(0)関連
-> <207> 「KAZAN」1,2巻(宮尾 岳:少年画報社)』 先日、標題のような
=> <807> 宮尾岳に目覚めた日』 先日、古本屋でなんとなく買った一冊の本「みらく
標題: 「みらくる姫ジュビリィ」宮尾岳(徳間書店・MANGA BOYS COMICS)

 ジュビリィ・ヒューレーは惑星キーホールの第531王女。自分のUFOでちょっと遊びに出て地球にやってきた。自衛隊機?に追われて不時着、居合わせた舛田キイチがUFOのキイを抜いたためエネルギーが抜けて帰れなくなったという話。
 ジュビリィと執事のチップル(シマリスに変身中)は舛田家に居候し、キイチの妹のトトコ、父のモイチらと騒動を巻き起こすのでした。
 この作品はジュビリィが実に魅力的でねぇ。ホントに素直で思ったことをすぐ行動に移して、ちょっと地球(日本)の常識に疎くて・・・。ジュビリィは「もうしばらく地球にいてもいい」と思い始めたのに、キイチは少しでも早く帰してやろうと一生懸命という後半もいいです。すれ違いの切なさといいましょうか。終盤のつじつま合わせは非常に強引という感がありますが、最後の締めは爽やかなドタバタで私好みです。
 ジュビリィという名前は、あとがきマンガの中で作者自ら「ホントにキレイなんだよ」という自転車の変速機の名前からとったそうで、ジュビリィも「女の子の名につけるか?フツー」と言いたくもなるわ。でも、それと知らなければきれいな名前ではありますな。このことを知って、宮尾さんってホントに自転車が好きなんだなぁと思いましたね。私も自転車は好きなので、ちょっと共感を持つようにもなった作品でした。
 オマケ:68頁でキイチが読んでいるマンガは「七味撫子うのん」のようだ。コマ割りなどから、単行本「熱風のカザン」の350〜351頁と見た。

 よその星の何百番目という王女が地球にやって来るという話はどこかで読んだことがあるような気がしていました。それが何か思い出せずにいましたが、先日「[有]椎名百貨店」を読み返して解決。3巻に収録の「ゴリガン」に登場した「マホロバ藩星 第726王女 サオリ・マホロバ」でした。

ズバット怪傑で気分爽快 パヌキ