双子のお姫様にまつわるこのネタがあったから脚本やると言い出したのか、 双子のお姫様が描きたかったからこのネタをひねりだしたのか、 そのあたりの翔の描写が微妙に不鮮明だが、しゃーないかな。ヒカルの描写でそれどころではなかったろうし。
小学生が書いたとは思えんが、感情のベースが「別れ」にあるあたり、 (恋愛感情にないという意味で) ちゃんと小学生の脚本になっている ... まあ、こっちはタイミング的な偶然かもしんないが。
翔がつばさを個別認識したのがヒカルの転校してくる前なのか後なのか ──
という問題があるのだが、こういう脚本を書くということは「後」になるのかな。
この脚本をヒカルに対する敬意とみて、「前」という解釈もあり?
付記: 2 話見返してたら、ヒカルの転校してくる前にすでに認識していた描写があった。
9 話でも同様のことが示唆されているので確定っすね。
萩原がつばさにちょっかいだしてるのは 1 話からで、こっちは分かりやすいんだけども。 ともかく翔とヒカルの会話が少なすぎて材料がない〜
自宅での練習のさい、ヒカルがベッドにはらばいになって、つばさが座り込んでの読み。 ヒカルの声は腹部が圧迫される分だけくぐもるはずだが、立って喋ってるがごとく明瞭に読み上げていた。 ヒカルがベッドに肘ついての読み上げならともかく、腕をベッドの下に落してる状態では呼吸足らんだろうに、 人間じゃないから良いのか?
DD が人間モードと宇宙人モードを切替えるのにあわせて、ヒカルもモードが切り替わる。 この切り替わりがつばさの前に出た時に嫌味に感じない。
双子なら、精神レベルはほとんど同じだ。どちらかが精神的に圧倒的な上位に立つことはない。 で、7 話あたりになるとヒカルの優位性はかなり目立たなくなってくる ... ということはつまりヒカルの知的水準は 2 話から下がる一方なんじゃないかという結論になる気もするが それは置いとくとして。
ヒカルと DD の交渉は、ヒカルのつばさに対する優位性を(久しぶりに)表に出す。 一言で言えば、ヒカルはつばさのレベルに合わせている、ということになる。
この嫌味、涙ふきとって家ん中に入るところなどで微かに感じるが、 構造上、嫌味があるはずだという見方をしてるからまだしも、素直に観ると感知限界外かもしれない ... なぜかと思うに、ヒカルがつばさの心理をコントロールしていないからかな。 疑われる寸前まで行ってるが、だからといって弁解がつばさの思考に方向性を与えてない。 「ちょっとね」「なんでもないよ」etc. もっとはっきり言い切ることができた。 「DD の見送りに」「感きわまって」 etc.
ヒカルは本当につばさを大事にしてるんだねぇ ... まあ、それにしてはつばさに圧力かけすぎなんだが。
後から来たヒカルにてんまるが(つばさよりは)慣れてないのは当然のことだったが、 てんまるがなつくほどヒカルはこの地に馴染んだ ... 初見ではそこまで読めんかった。 双子であることを当然視しちゃってたからなぁ。
2 話とかもそーだが、物語の本筋は双子のほうであってマギュア退治ではないんだから、 わざわざマギュア絡みのネタをでっちあげて ED に入る必要はない。 そーゆーのは次回予告に組み込めば十分だ。
「ま、まって、...直前の魔法使いの「わっはっはっは」も棒読みながら超絶に上手い悪役笑い。 おもわず本気になったヒカルに綺麗に繋がることよ。
つばさ姫を連れていかないでっ!」