内容的にみるべき点もなく、やや散漫な造り。
繋ぎにするつもりならワンポイントおくかなにかしないと辛いし、
デートが描きたいんならも少し描写を増やさんかい、静止画で手ぇ抜かずに。
脚本上のミスも多く、いったいなにやってんだ? 大川七瀬脚本は
これで 4 連敗になるんだけど。
さくらが気絶した時点で雪兎が採れる手段はそんなにないが、
普通に考えてさくらの怪我をどうにかすることだろう。
一刻を争うならのんびり回復をまつのでなく
救急車を呼ぶか病院につれてかねばならない。
いずれにせよ雪兎はここで起き上がってさくらの状態を診なければならず、
実際に診たと思われる。ジャケットをかぶせたのは
さくらの状態が一刻を争うものではなかったことを確認してからのはずだ
── ここまではいい。
地面は熱容量無限大であって、そこに直に触れたままでいると体温は 失われる一方である。雪兎はさくらが自発的に気付くのを永遠に待てる訳ではなく、 時間制限がある。雪兎はジャケットをかける位にはさくらのそばにいたのだから、 さくらの状態が安全であるとしても、ある程度の時間が経った時点で さくらを気付かせる行動にでなければならない。
これも、実際にはやってみて、かつさくらが起きなかったとしよう。 次に試みるべきはさくらを地面から浮かすことである。 新陳代謝が落ちている時に地面に触れ続けるのは危険すぎる。
さて、これが出来ない理由はただ一つ。雪兎が脚に怪我していたことだろう ── いいかえると、さくらが起き上がる「前」に雪兎は自分の怪我の状態を 評価しなければならず、評価した結果として さくらをそのまま地面に寝かし続けるのが最善、という結論に達したのでなければ さくらが夜中近くまで地面に寝かされていることの理由がたたない。
ゆえに、さくらが気付いた時点で雪兎がすべきことは さくらに自分の怪我のことを伝え、補佐になってもらって病院に行くことである。 つまりそのまま何気に普通に立とうとしてさくらに思わず自分の怪我のことを 言葉でなく動作で伝える、ということであってはならない。
さくらに気付かせないですむほどに自分の怪我が治っているという評価で たちあがろうとしてコケたということならば、 雪兎はさくらが気付くのをまつことにはならない。さっさとさくらを叩き起こすべきである。 でないとさくらが危ない。
以上、一連の行動のどこかで雪兎はさくらの利益に反する行動をとった。証明終わり。
山崎の得意ってな、いちおう本当に得意だったのだな、とか どうもチーム毎に出るクイズは違うんか、そーかなかなか本格的とか。
御丁寧に月の模様と月のサイズはまあまあ良いセンいってるのに、 位置と欠け方なんとかしてくれ。
小狼とさくらと雪兎の関係なども 27 話以前の状態をほうふつとさせる。 この話、挿れる場所まちがってんでないかい。
「お揃いだね」大会の参加賞程度でもこういう発想ができるってのが凄いと思う。