ところで、卵を割る時、最初のヒビを入れるのに鋭角 (茶碗のエッジのような) を使うのが良いのか鈍角 (といっても机の角程度の) を使うのか ... というトコで近所では見解が割れている。
個人的にはテーブルの角程度でちょうどなんだが、
包丁の背程度に超鋭角なもののほうが良いという奴もいるようである。
あたしゃ包丁なんて使った日には殼の砕粉が混じりそうで恐いんだが。
ま、ふだんドコで割ってるか ... という程度のことかもしれないが。
みさきへの投資の仕方はハンパでないんだが。 これで王二郎の思考と目的として辻褄あってんのか? 全体の構成とか、すこしは考えて人物造形してんのかね。
「王二郎さんには好きな人おるんや」... 分からん。この時点で、みさきは王二郎が「好き」なのか? 好きになりかけでもなく、 「好きになっても構わない人」というレベルに見えていたのだが。でないと、 虎太郎への描写とのバランスがヘンなんだよな。
それはそれとして、指輪に目を止める描写は芸が細かい .... けっこいろいろやってくるなあ。
「女とは思ってないから」女と思ってなかったら技を掛けられ続けてやるような奇特なことはできないと思うが。 虎太郎には本物の妹が居るわけで、 その扱いと比較してみても珠代のことを家族同然というモデルには出来そうにないんだけど。
何にもネタふってないから、どんな理屈でもつけられるし、どんな理屈でもそれを破る仕掛けが考えられる。 どーあがいても御都合主義の枠を出られないと思うぞ。
戦術としても、全国大会準優勝を 2 度も経験して、あとは萩子さん破るだけだったら 決勝まで切札は温存しとくもんだと思う。関西大会の決勝なんて目立つトコで使わず。
「どうして親切にしてくれるんですか ....」こういう会話を入れるという脚本屋さんの度胸に乾杯、と初見では思ったんだが、 後の虎太郎のセリフも凄惨だな、おい。収拾つくんか、このコンテクスト?
「みさきちゃんが僕の初恋の人に似てるから ...」