ただし、この話の構造だけをとりだしてみれば 努力-報酬系のイマドキ誰もやらんような酷い作りで、しかも前話もそれに近いんで、 も一回おんなじことをしたら切ると思う (にっこり)
虎太郎がオカマ疑惑をかけられてクラス男子に大爆笑されるとこ、 転校生みさきの可愛がられ方が感じられて面白かった。
あのタイミングで笑えるというのは、みさきの大声が聞こえてしまって ... ではなく、珠代とみさきの会話をみんな聞いていて、というものだから。 珠代がみさきに教えている、という形を取ってる会話を横から聞いてるってのはつまり みさきへの興味を表してるので。
定石としては、次にくるのは、照れた珠代の暴力に 虎太郎の方がたまたまそれどころではなくて 軽くかわしてしまって、それを珠代がどう受け取るか ── て場面だけど。 虎太郎がつきあってやってることを珠代は自覚してるので 珠代の苦笑程度で通過しなければならない initiation になるはずだが、 でもいろんな絵が描けるとこで 誘惑にまけてごちゃごちゃ何かしたくなるだろう、と予想するがどーかな。
この 3 話を見るまでは、そのシーンによって珠代が虎太郎にふられる (か少なくとも距離を離す)んだろうと思っていたが、 3 話を見るかぎりそうゆうんではないらしい(例によって原作は読んでない)。
珠代の攻撃が 4 才からってな、つまりエリオル学園幼等部に入った時からって意味か。 虎太郎が空手やってるって、命の危険を感じたからか? そこまでするかふつー ...
(これって、ほんまに練習なんやろか)おお、みさき初の「疑い」。
みさき本人は木之本さくらよりは幾分かマシだが、
「エンジェリックレイヤー」の世界観は
「CC さくら」よりも遥かに負の成分の多い世界観ということもあり
相対的にみさきのほうが格段に危ういところがあったので、ちょっと安心?
本当は、ンなことのまえにいっちゃんという存在そのものを疑うべきだってのがあるけど、
それは置いといて。
ただまー、こういうバランスは難しいとこではあった。 見ている側に違和感おこさせないように negative factor もってくるのは。 「ほー、みさきでもそういうことを思うことがあるのか」って、やっぱりひっかかったからな。 ダンスの練習の理由をしつこく描いたのも嫌味の軟着陸のため (疑う必要はないんだよ、という打ち消し) だろうし。
バランスを取ろうというセンスは好みだけど、でもここはちょっと無理が祟ったかな?
京子戦に勝った時点で練習の意味があることをみさきは理解したはずであり、 さらにいっちゃんから「練習の成果」というものを強調させなくてもいいです。 「(練習の意義なんざ)ンなこた最初から分かっていた、まずは当然当然」 みたいな感じで「よかったな。はい勝った報酬」くらいに スマートに抜けてくれたほうが個人的に良かと思いますです。
確かに、自分で考えたあとでその答え合わせをする、という構図は 学習の在り方として間違っちゃいないけど。
キモは、三原王二郎がどういう意図をもってみさきのレイヤーにお邪魔したかということを、 みさきが自力で気付くか、あるいは彼が自分から口にするかという部分だと思うけど、 みさきが自力で気付くはずはないし、また、気付くことはできないし、 彼が自分で全部を口にすることはできないから、 どうするのか興味があった。
「つぎは一回転だよ」... 良いです。話のリズムがとても。
「あ、はい」
ただ、このシーンだけでは 1 話まるまるを支え切ることはできないと思う。 自分の名前を言わない、とかソロなダンスでなくペア技きめるとか なんでもいいからともかくあとを引くように何かを動かさないと。 話全体としても、 京子戦に勝ったのは「ダンスの練習したから」であって「王二郎と練習したから」 ではない(脚本屋さんのほうには「王二郎と練習したから」というつもりがあったのは 挟んだ回想の絵から分かるけど)ので、このシーンが次回へ繋がってなく、印象が弱いです。
ところで、いっちゃん(三原姓でしたな、確か)と三原王二郎は兄弟ですか。 てことは、いっちゃんとみさきは親族だと思ってた (みさきの東京駅到着時刻を知るのは親族でないと ...) が、もうすこし離れてると。 親族としても傍系方向に 4 〜 6 親等あたり? 人間関係の構造の読みがちょっと甘いぞ > 私
王二郎と「一緒に練習」てのが「ダンスを一緒に」を意味し、 しかもエンジェルの練習てな、みさきはそれしか知らないんだから 京子が「一緒に」と宣う段階ではそらダンスだと思うよなあ ...
てのはいいんだけど、ネタ使い捨てっすか?
いや、対比で決めて来たからには何らかの止揚があるのかと思ったから。
おんなじネタを複数まいてその対比で何かを表現するって前話もそーでしたな。 ずっとそーゆー演出でも私は構わんです。それはそれで面白そう。
エネルギー供給が無制限だったりするなら、刀を持ち込むのが正解かな? 超音波振動タイプとか、電熱タイプとか (『メダロット魂』ですかい)。
で、リズムに合わせて動いてるとリズムに合わせてムチが飛んで来るんでないかと思うんだけど、 そーゆーのではなかったらしい。 前回もそうだったが、ちょっと主人公特権(主人公のアイデアは常に成功する)の濫用の感。 試合の絵は良く動いてると思うんだけど、背景の論理がちょっと雑なのが気に掛かるっす。
まあ盆踊りがダンスに見えるとこまで 1 日というのはイメージ投射にしても早いと思うが。
組織化された戦闘経験(知識)はまだないわけで、生のセンスだけで戦ってる。 これでなんとかなってしまうのは エンジェリックレイヤーというゲームに深みがないってことなんですが、 おそらくはレイヤーシステム開発者本人がそーゆー思いでいていいのかなあ。
「公式大会」なるものを〆切当日まで知らなかったみさきが、何故か翌日にカードを持っていて しかもエントリーしてる。ふつー 2 週間かかるカードが、 みさきがヒカル作ってまだ 1 週間も経ってないだろうにみさきの手にある。 みさきの後ろだての存在に最初に気付くのは ... 鳩子か虎太郎かな。
しかし、いっちゃんの促成栽培も凄いが、それに合わせるかのような話の進展速度も凄いねぇ。 次回はもう公式大会ですかい。 2 クールはあると思ってたが、1 クールだったりすると泣くぞ。
ヒカル制作、初戦、練習法確立、で 2,3 話が倒置になってるので もとに戻すと
作って、動作確認、ルール覚えて、次回が本番。遊び枠まったくなし。 もっとも「こみパ」のほうは 3 回目にして本番(即売会デビュー)やったか。 同人誌知って、書いて、売って。まあでもあっちは 1 クールだろうし ...
「すごいです、どうやって私の考えてること伝わってるんやろう ...」... ってさ、書けねぇってば、関西語ならではのイントネーション。 みさきじゃないけどウケました。そー、説明するだけ無駄で無意味だよな〜 「知らなくていい」というのがいろんな意味で正しいっす。
「説明しても分からん」
直後のいっちゃんの「こいつはおもちゃや」発言も大人の視線が良い感じ〜