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図書館員のコンピュータ基礎講座

分類

現在、よく利用されている分類法をご紹介します。

日本十進分類法(NDC)

【2015-02-03更新】

日本十進分類法(Nippon Decimal Classification = NDC)は、デューイ十進分類法を基に、森清(1906-1990)の個人著作として1929年に出版された分類法ですが、新訂6版からは日本図書館協会外部へのリンク(Japan Library Association = JLA)の分類委員会が増補改訂を行っています。

NDCの改訂
出版年
1版 1929年
改訂増補2版 1931年
改訂増補3版 1935年
改訂増補4版 1939年
改訂増補5版 1942年
出版年
新訂6版 1950年
新訂7版 1961年
新訂8版 1978年
新訂9版 1995年
新訂10版 2015年
  • 新訂10版は2015年に出版されたが、奥付等の出版年は2014年とされている。

十進分類法とは、あらゆる知識を1~9の数字を用いて分類(9分割)し、どの区分にも属さない全般的なものに0を用いる分類法です。そして、それらをさらに0~9に分けるという繰り返しで分類を細分化していきます。
例えば「753」という分類は、知識全体を0~9に分けたうちの「7 芸術. 美術」を0~9に細分化し、そのうちの「5 工芸」をさらに0~9に細分化したうちの「3 染織工芸」ということになります。そのため、「753」という分類は、「ななひゃくごじゅうさん」とは読まず、「ななごさん」と読みます。また、3次区分の後に識別の便宜的に小数点をつけて「753.2」と記述し、「ななごさんてんに」と読みます。
ちなみに、第1次区分を「(ルイ)」、第2次区分を「(コウ)」、第3次区分を「(モク)」と呼びます。

0 総記
1 哲学
2 歴史
3 社会科学
4 自然科学
5 技術. 工学
6 産業
7 芸術. 美術
8 言語
9 文学
続く
続く
0 芸術. 美術
1 彫刻
2 絵画. 書道
3 版画
4 写真. 印刷
5 工芸
6 音楽. 舞踊
7 演劇. 映画
続く
続く
0 工芸
1 陶磁工芸
2 漆工芸
3 染織工芸
4 木竹工芸
5 各種の演劇
続く

NDC新訂10版分類法(2次・3次区分表)

NDC新訂9版分類法(2次・3次区分表)

同英語版分類法

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国立国会図書館分類表(NDLC)

【2002-10-20更新】

国立国会図書館分類表(National Diet Library Classification = NDLC)は、文字通り日本の国立国会図書館の分類表で、1963年に初版、1987年に改訂版が刊行されています。記号法は、「DD21」のようなローマ字とアラビア数字の組合せによる混合記号を採用しています。
なお、国立国会図書館では、1948年~1968年の和図書は日本十進分類法で分類をおこなっていました。

NDLC改訂版分類表外部へのリンク

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デューイ十進分類法(DDC、DC)

【2014-12-01更新】

デューイ十進分類法(Dewey Decimal Classification = DDCDC)は、メルヴィル・デューイ(Melvil Dewey,1851~1931)が1873年に創案し、1876年に刊行された分類法です。広く世界的に採用されており、16版以降は米国議会図書館が管理しています。最新版は2011年刊行の第23版です。

デューイ十進分類法(概要)外部へのリンク

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米国議会図書館分類表(LCC)

【2002-10-20更新】

米国議会図書館分類表(Library of Congress Classification = LCC)は、その名の通り米国議会図書館外部へのリンク(Library of Congress = LC)の分類表で、1904年に初版が刊行されました。
一館分類表ですが、米国議会図書館が提供しているMARC(マーク;MAchine Readable Catalog = 機械可読目録)の普及に伴い、米国内の図書館を中心に広く使用されるようになっています。記号法は、「JK1025」のようなローマ字とアラビア数字の組合せによる混合記号を採用しています。

米国議会図書館分類表外部へのリンク

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国際十進分類法(UDC)

【2014-12-01更新】

国際十進分類法(Universal Decimal Classification = UDC)は、デューイ十進分類法を基に作成された分類で、1905年に初版が刊行されました。学術論文の分類まで可能とする目的で作成され、科学分野に強い分類法として世界中で使用されています。国際ドキュメンテーション連盟(International Federation for Information and Documentation = FID)によって維持・管理されきましたが、1992年より国際十進分類法コンソーシアム外部へのリンク(UDC Consortium = UDCコンソーシアム = UDCC)に移管しています。
日本語版は、情報科学技術協会外部へのリンク(INFOmation Science and Technology Association Japan = INFOSTA、旧日本ドクメンテーション協会)が出版・維持・普及をおこない、1994年に中間版第3版を、2002年にCD-ROM版を発行しましたが、2004年に撤退しました。2014年には情報科学技術協会内の専門部会「分類/シソーラス/Indexing部会」が日本語要約版を公開しました。

国際十進分類法外部へのリンク

国際十進分類法(日本語版)外部へのリンク

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米国国立医学図書館分類法(NLMC)

【2014-12-01更新】

米国国立医学図書館分類法(National Library of Medicine Classification = NLMC)は、米国陸軍医学図書館の調査報告書(1944年)を発端として、米国議会図書館分類法を基に1951年に作成された米国陸軍医学図書館分類法(U.S. Army Medical Library Classification)がはじまりです。米国議会図書館分類法で使用していないQS-QZとW-WZの記号を用いて分類を展開しています。医学系図書館で採用されていることが多く、医学分野は米国国立医学図書館分類法で、それ以外の分野は日本十進分類法や米国議会図書館分類法で分類を行っている図書館もあります。1999年発行の改訂第5版まで冊子体で刊行されていましたが、2002年版から電子版に移行し、現在は毎年改訂されています。

米国国立医学図書館分類表外部へのリンク

参照・参考文献
  • NDC入門 / 森清編 (図書館選書 ; 2) 日本図書館協会, 1982.7 [b]
  • 分類と目録 / 鮎沢修著 (図書館選書 ; 20) 日本図書館協会, 1995.10 [b]
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CyberLibrarian : tips on computer for librarians, 1998-