渾沌の屋形船に戻る


○ 01/31

都内某所の某社へ取材に行く。Flick!がらみ。CP+が近づいてるからみんな忙しくて大変だ。いやわたしもこれから忙しくなるのだが。

○ 01/30

新宿に買い物に行くというので買い物に行く。ふらりとヨドバシカメラを覗くと……NEX用の18-200mm(SEL18200)の在庫があるというではないか。ヨドバシドットコムでは入荷次第発送扱いなのに。なんてこった……買っちゃいました。ああ。

逆に一番買いたかったエルゴラッソのイヤーブックは紀伊國屋書店でも品切れ。ぬかった。バーゲンだってんでついウインドブレーカーを買っちゃったのもぬかった。

SEL18-200とNEX-5ボディのアンバランスさ(レンズの方が重くてデカい)が楽しくていいのだが、望遠側(おおむね100mmより先)のAFが遅い。というか、もともとそう速くはなかったAF速度だが軽量な18-55mmでは気にならなかった、ってとこか。18-200mmともなると動かすレンズも重くなるし、望遠側はAF用レンズの駆動量も大きくなるだろうし。そう考えるとパナのGシリーズはがんばってるなあ。

まあ、NEX-5自体がスナップ向けの設計で望遠では構えが安定しづらいし。だから18-200mmより18-105mmの方が欲しかったりするのである。

逆に、18-200mmの太いデカいレンズをつけてもボディが小さいのでバッグにさくっとおさまって持ち歩きの負担がさほどないこと。これはよい。

○ 01/29

近所で猫を撮るも。うーむ。最近、軽量セットだとNEX-5が出動することが多いのだが、18-55mmだと望遠側が弱い。ちと弱い。かといって18-200mmだとデカすぎるし、NEX-5の撮影スタイルを考えると200mmは長すぎて安定しない。18-105mmくらいが一番欲しいんだがなあ。18-105mmでF3.5-5.6くらいのレンズ、どっか出してくれないかしら。シグマとか。CP+でNEX系のレンズが発表されるかしら。

なんだかんだいってNEX-5はクオリティとサイズのバランスがよくて便利なのだ。

忙しくなる前にとMacProの起動ドライブを入れ替えることに。実は2008年からずっと320GBのをそのまま使ってきたのだが、残りが20GBを切ってたのだ。で、ストックしてあったHGSTの1TB(これで内蔵HDDはすべてHGSTの1TBになった。計4TB)に入れ替える。スノレパのDVDで起動して、TimeMachineからすべて復元……しようとしたら途中で失敗。うーむ。クリーンインストールし、インストーラ上の移行アシスタントでTimeMachineから復元。成功。アジアカップ決勝前に終わった。FW800はやっぱはえー。この方法の欠点はOSのアップデートをあとからあてなきゃいけないこと。あてる。他にもちょっと手間はかかるが、クリーンインストールのおかげか動作が速くなった気がする。素晴らしい。

それはともかく、今日はアジアカップ決勝。もちろんテレビ朝日で。解説が松木だから。一応松木は解説じゃなくて応援団でうるさすぎ、ってキャラになってるんだけど、ちゃんと聞くとすごくマトモで的を射た発言をしてるのだ。いつもは自重して「名言連発」を狙ってるんだろうけど、今回のアジアカップはときどき本気出しちゃったのが面白い。その代表がカタール戦で吉田が退場したあとのFK。「壁が1枚じゃダメ。2枚にするか壁をなしにすべき」と叫んだときかな。案の定、壁1枚の横を抜かれて失点。

多分あれは地上波用のキャラで、昔、スカパーだかBSだか忘れたけど、たぶん海外の試合で、すごく高度で的確でわかりやすい、いい解説をしてたのだ。世間の人が思ってるより、松木ってまともな解説者なのである。

結果は延長戦で勝ち。みんな身体が重そうで大変そうだったけど、その中でやたら元気だった長友をうまく使った日本が、李の素晴らしいダイレクトボレーで勝ちました、と。優勝おめでとう。

代表選手のみなさま、Jリーグ開幕に遅れてもいいから、1ヶ月くらい休んでくださいませ。

そうそう、UFWC世界チャンピオン防衛も果たしました。→「UFWC」。前王者アルゼンチンからタイトルを奪って以来、6度目の防衛。すげー。ちなみに世界最初の国際試合、イングランドvsスコットランド(1872年)から、勝った方をチャンピオンと認定し、チャンピオンに勝った国が次のチャンピオンという形式で現在まで延々とサッカーの国際Aマッチを追い続けているサイト。それまでチャンピオンだったオランダをワールドカップでスペインが破り、続く親善試合でアルゼンチンが勝ってアルゼンチンへ。そのアルゼンチンを昨年秋に日本が破ったので、日本が現世界チャンピオンなのだ。非公式だけど、楽しい。

でもエジプトも気になる。ああ、エジプトで何が起きたのか、エジプトの市民革命どういう文脈で捉えたらいいのか。ちきりんの日記が一番腑に落ちたのだけど、「アラブの政変で負けようとしているのは誰なのか?」その解釈で正しいのか。気になる。CNNもBBCも英語だからよくわからんし、日本のメディアはアテにならんし、テレビをつけたら地デジBS含めてあんなにチャンネルがあるのに、ニュースを見たいときにやってる局がないのだ。

○ 01/28

Flick! vol.03用の作例撮影ロケ。車で二宮の吾妻山公園から海沿いに数カ所で。菜の花とか風景とか海とか猫とか夕暮れとか撮る。ああ、車があるといろんなとこにいけていいなあ……と思いつつ。

www.flickr.com
ogikubokei's 20110128 photoset ogikubokei's 20110128

○ 01/27

エイ出版で打ち合わせ。BYCYCLE CLUBと写ガール。

○ 01/26

ITMediaにAndroid機の記事を書いてメール。さらに、ascii.jpの猫連載を書いてメール。

○ 01/25

火曜日。ITMediaにAndroid機の記事を書く……書くはずなんだけどなかなか進まず下書きしたり図版を整えたりで終わる。日本vs韓国もみちゃったし。

○ 01/24

月曜日。都内某所の某で某。まあそんな季節。

○ 01/23

昨日教えて貰ったウレシカへ行く。おおむねご近所。ここの店長とTwitter仲間が数人知り合いだったりして世間は狭い、というか、もう、みんな経堂に住めばいいのに(笑)。

で、ドイツ製の動物フィギュアをまとめて買っちゃったりする。

XZ-1のブツ撮りしてレビューを書いてITMediaに送り、ブツは宅急便で返却。働く日曜日。

いつのまにか古地図とめぐる東京歴史探訪 東京古道散歩に2つずつレビューがあがってた。なんか★がたくさんついてた。面映ゆい。何かの間違いでそれなりに末永く売れないかなあ。

○ 01/22

おともだち3人がうちに遊びに来る。かふかと大五郎は案の定隠れるが、大五郎は昔ほどパニクらなくなった。かふかは布団に潜り込んで出てこない。

夜はL?GE→せたカフェキッチンといういつもお世話になっているお店コース。L?GEはいつも安すぎ。ワイン飲みながら談笑するという楽しいひとときでありました。いいメンバーだったのでまたやりたいですな。たまにはこんなのもよし。

帰宅後、明け方までかかって家電批評の原稿を書いてメール。

○ 01/21

ITMediaの別の原稿をかきはじめるが、下書きだけしてダウン。家電批評に頼まれた原稿を書き始めるが、つい日本vsカタールの試合を観ちゃう。ダメじゃん。

見ていて負ける気はしなかったのだが、マヤがやってしもた。川島もやらかしてしもた。でも負ける気はしなかった。テレビ朝日見てたら、松木がつい本気を出してしまってて笑う。テレビ朝日だとあんなだけど、いつだったかスカパーで試合の解説をしてて、それがすごく的を射ててわかりやすくて感心したことがある。ああ、地上波向けの仮面をハズしたらこんなにいい細かい解説するんじゃないかと。

とりあえず勝って良かった。本田→岡崎→香川の流れはいい。準決勝はどうするんだろ。前田を使うのか。CBは今野と伊野波でいい気がするんだが、岩政を使うかなあ。

○ 01/20

早起きしてITMediaの連載をなんとか書き上げてメール。さらにascii.jpの猫連載を書いてメール。

でもって午後からは都内某所の某社へ秘密の某でおでかけ。ああ、ちょっと楽しみだこれは。

○ 01/19

プチ筋肉痛。雪の上は歩き慣れないので、普段とは違う筋肉を使ったのだな。きっと。

会津若松写真をネタにITMediaの連載をかきはじめるも途中でダウン。やばし。

○ 01/18 -会津若松の日-

E5系郡山駅から磐越西線雪国自販機蔵と青空白い空と白い雪と白い城雪の厳島神社

7時前に出発。東京駅から東北新幹線で郡山へ行き、そこで磐越西線。雪のせいで電車が遅れる。ああ、遅れるとわかってたら弁当買うくらいの時間はあったな。

磐越西線で会津へ。だんだん雪が深くなり、車内と屋外の温度差が大きくなり、窓がくもる。数10分遅れたもののなんとか午前中に会津若松着。電車が遅れたせいで乗り継ぎができなかった客が嘆く。

腹が減ったので駅で立ち食い蕎麦。立ち食い蕎麦は日本が誇るファストフードなり。地方によって味が違う。もちろん基本は天玉。

駅待合室で装備をととのえ(靴下を二重に履くとか、セーターを中に着込むとか)て駅から出て、帰りのバスを予約。帰りはバスである。安い。前日以前に予約してあればもっと安かったがそれはちょいとリスク。

晴れてる。素晴らしい。野口英世青春通り(名前はベタすぎるが、旧建築が多く残っていてなかなかよい通りなのだ)を目指すが、雪の歩道を長く歩くのは疲れそうなので、「ハイカラさん」なるバスに乗る。

降りる。写真を撮りながら歩く。雪に埋もれてるものはなんでも楽しい。予想より寒くもなく手袋も不要で、カメラをぶら下げて土産物屋を除いたり近代建築を撮ったりつららを撮ったりしつつ、鶴ヶ城を目指す。気温は0〜1度なるも風はなく装備と気候がほどよくあっていたのか非常に快適。踏み固められた雪上を歩くのもまたよし。

鶴ヶ城にたどり着いた頃は雲が立ちこめて時折雪がぱらつく天気。予定通り、雲に覆われた白い空、屋根に積もった白い雪、そして白い壁。城の姿を撮る。工事中のため足場で下半分が隠れていたのが残念。

喉が渇いたので茶室で抹茶とおまんじゅうをいただき、城の中を駆け足で見学し、階段を上り、最上階からの雪景色を撮ろうと思ったら、工事中という名目で鍵がかかっていた。なんてこった。

城を出て再びハイカラさんに乗る。1時間に2本なるもほとんど待たずにくる。幸運。

次にめざすは「さざえ堂」。一度行ってみたかったさざえ堂。さざえ堂があるから会津を選んだという理由もある。飯森山入口で降りるが、観光客の姿は皆無で、山へ向かう道は雪で埋もれ、少なくとも今日は誰も通ってない感じ。すると開店休業状態のおみせからおっさんが出てきて迂回路を教えてくれた。あとでお茶を飲みに来るねといってそちらへ向かう。白虎隊なんとか館の向こうを回ると、雪に埋もれてはいるがなんとか通れそうな道。赤い鳥居。厳島神社。猪苗代湖から江戸時代に引いたという用水。

その少し上にさざえ堂があった。

さざえ堂さざえ堂さざえ堂

さざえ堂は内部が螺旋状になっててただ上っておりるだけなのだが、上りと下りがわけられた二重螺旋構造という江戸時代に建てられた珍しい建物。拝観料を払って上って降りる。小さなお堂だが、面白い。雪を踏みしめていくのもまたよし。

さざえ堂を降りて開店休業状態のお店でおしるこをいただき、おっさんに「桜がきれいだから次は春にこい」といわれる。もうちょっと雪の田舎町を散歩し、16時40分すぎのバスで会津若松駅へ。

そこで土産物屋や車中で食すおにぎりや菓子を購入してバス乗り場へ。20分ほど遅れて新宿行きのバスが到着したのでそれで東京へ戻る。

バスだと割高な当日料金でも、新幹線+JRの6割近い値段。前日までに予約すると2.500円。電車より疲れるけどやすい。雪の平日なのですいててのんびり帰れたのでまたそれもよし。

18時20分に会津若松を出て、新宿着が22時30分。4時間10分。電車より1時間ほどよけいにかかるがコストパフォーマンスは抜群によい。

無事帰宅。いやあ、面白かった。雪の積もり具合と気温がマッチしてて、観光客がいない雪の平日を、古い通り→城→山麓の神社&さざえ堂と満喫。やっぱたまには遠出もよいものですな。

ちなみに冒頭の写真はiPhone4で撮影し、現地から「instagram」へアップロードしたもの。instagramにハマってるようです。けっこう楽しい。アカウントはいつもと同じ「ogikubokei」で。

○ 01/17

ITMediaの原稿をちょっと書く。明日は早朝出発予定。天気予報によると雪。いや、雪を撮りに行くのだが、吹雪かれたり電車が止まったりしたら困るのだ。明日は晴れるはず、というわたしの勘……もとい、運にかけてます。

目的地は会津若松。雪のある風景を撮りたい。どうせなら雪の街が楽しそう。東京から日帰りでいけて交通費もさほどかからなくて歩いて街を見られる規模であること。候補に挙がったのは2カ所。金沢(兼六園がある。マイルがたまってるので飛行機なら安く済む)か会津若松。ただ一度でも行ったことある場所の方が安心なので、会津若松だな。

会津若松は2000年の8月に一度だけ日帰りで作例撮りに行ったことがある。会津に住んでたメル友が車で案内してくれたのだ。懐かしい。

○ 01/16

久々にブドリカフェでランチたべて近所で作例撮りしてブツ撮りして機材を発送する。うーむ。実質4日間しか触れてないぞ。うーむ。

昼の月

○ 01/15

自宅で画面キャプチャ。MacからでもAndroidのスクリーンショットってとれるのえ。Air13をつないで撮る。だがしかし、1台だけカメラ撮影中のスクリーンショットを撮れないヤツがいた。背景が真っ黒になっちゃうのである。そうだな、PCでオーバーレイ機能で観てる映像をキャプチャすると、映像部分だけ黒く抜けちゃうような感じ。他の端末もカメラ撮影中のスクリーンショットは画面書き換えのタイミングと合わないのかメニュー表示の一部が乱れたり抜けたりする。こまったもんである。こんな事なら最初から画面をカメラで撮ればよかったかもしれぬ。

○ 01/14

馬事公苑で作例撮り。日本のAndroid機3つ(ガラパロイドというらしい。すげーな)。

製品版のAndoroid機をはじめてちゃんと触ってみた。カメラ関連の機能は記事に書くけど、それ以外のインプレッションはここで。えっと、最初の思ったのはただひとつ。iPhoneってすごい。

タッチパネル機の命は自らの意志を指を通して相手に伝え、相手がそれに応じて動作することにある。まあパソコン……に限らず、人が操作する機械はたいていそうだが、タッチパネルは画面に見えている仮想的な存在に対してダイレクトに意志を伝えられるという点で画期的なのだ。ダイレクトだからこそ、少しでも意思の疎通に齟齬があると違和感を感じ、ストレスになる。

iPhoneを使うとき、横にスクロールさせたいから「指を寸分違わず真横に動かさねば」と思う人はいない。何気なくアバウトに指をすっと動かすだけである。それでたいてい意図は通じる。わたしが今回触ったAndroid機はしばしば意志が伝わらないストレスを感じさせるのだ。上にスクロールさせたいのに、タップと判断されたり、横にも同時にスクロールしようとして止まってしまったり。これはかなわぬ。

人の指は関節を視点とした円運動をするもので、寸分違わず直線に動かすのは意識しないとできない。iPhoneはそういった人の指の動きのアバウトさを考慮してUIが設計されていると思う。そこを厳密にしては人間にストレスを与える。神尾さんがわたしのつぶやきに対して「実はタッチ位置に「厳密に正確」ではないですよね。だからしっくりくる。iPhoneのUIは「人間に合わせている」のが特長ですね。」と答えてくれた。正に。多少ずれたり多少動きがぶれてもこちらの意図をくみ取って解釈してくれる。

大事なのは速さや機能やアプリの数やオープンかどうかじゃなくて、人にとって快適に使えるか、さらにいえば、それを使うことが快楽であるか、官能的であるかどうかなのだ。この機械にはわたしの意図が気持ちよく伝わる、と感じさせるのがよい機械であり、それでこそこちらがわも歩み寄ろうという気になる。スマートフォンに限った話ではない。

テレビでもパソコンでもカメラでも自転車でもそうである。

○ 01/13

SONYの新製品発表会。CESで出たビデオデジカメブロギーをいっぺんに紹介。ブロギー3Dの3D映像はMP4で3DのタグをつけたらそのままYouTubeにアップ可能。ブロギー専用の新アプリはMac版もアリ。HX5VやTX100VのGPSはHX5Vのと基本的に同じだが、衛星の様子を見たり強制測位の機能がついた。あとはなんかあったっけ。

ascii.jpの猫連載を書いてメール。

○ 01/12

朝、書きかけであったMacPeopleのレビューを書いてメール。昼間は蘆花公園にて猫。長崎と名古屋の土産物を交換したりする。うどんをいただく。

……わははは、これでうちにあるうどんは、年末年始であれこれいただいた分を足すと、23食分! 長崎の五島うどん、伊勢の伊勢うどん、名古屋のみそ煮込みうどんときしめん。週に2回はうどんだあ。

手始めに今夜はみそ煮込みうどんなのであった。

○ 01/11

火曜日。正月疲れ。

ドコモと大日本印刷ともうひとつの会社が合同で、電子書籍サービスの発表をするというのででかける。サービスを提供するのは「honto」ですでにiPhone/iPad版は稼働中。それがトゥディファクトという名前になり、ドコモ向けの電子書籍サービスをはじめるわけだ。auはブックリスタ、ドコモはトゥ・ディファクト。でもトゥ・ディファクトとしてはドコモに縛られたくはないだろうし、すでにはじめているiPhone/iPad用サービスも継続するようなので、キャリアを問わず使えるandroid向けサービスもやるだろうなと思われる。差別化は決済方法とかになるんだろう(ドコモはドコモの決済で購入できるから)。

トゥ・ディファクトがやるのは「取次と書店」が合体したものと思えばいい。書店のデキ(つまりは購入・購読するためのアプリだ)がよくなれば面白くなりそう。

ただ現状では電子書籍専用端末を買うメリットは(自炊する人以外には)ないと思う。読書量が多い人には電子書籍の品揃えは話にならないレベル&検索機能だし、普段読まない人はわざわざ電子書籍端末なんて買わない。

今はiPadやiPhoneやandroid端末といった汎用端末でときどき電子書籍も楽しむ、くらいのアプローチが一番よいかと思う。

多くの人はベストセラーや有名どころが足りないというけれども、いわゆる「ロングテール」な、一般の書店では見つけづらい本が欲しい。だから青空文庫はすばらしい。eBookJapanが「東洋文庫」を収録しているのも(まあ各ページをスキャンしただけだとしても、だ)素晴らしい。わたしはここで江戸時代に書かれた「江戸近郊道しるべ」なるご近所散歩記を買って読んでる。これ、すごくありがたい。図書館へ行かなくてもいい。eBookJapanでゆうきまさみの「鉄腕バーディ」を全巻買って読んだ。これもありがたい。ヤンサンからスピリッツへ移行してきて、読むようになって「ああ最初から読みたい」と思ったのだが、今からコミックを揃えると本棚が大変なことになる。そこでiPadで全部読み、おいつくことができた。ありがたい。

帰宅してまた赤福餅を食う。ちなみに赤福本店の赤福餅手作り風景はこちら。

赤福手作り中 

○ 01/10

鳥羽のホテルで海と島を見ながら目覚める。

今日のメインは伊勢神宮(内宮)参拝と赤福本店で赤福を食う、である。伊勢神宮前の参道の賑わいっぷりはなかなか。正月に続く年始最初の3連休ということでとにかくすごい人出。内宮の拝殿は思ったより近い。もうちょっと山の上まで歩かされるかと思ってた。さすが伊勢神宮だけあり、森そのものでもある境内は簡素でよけいな装飾もなく、参拝客が少ない季節にゆっくり訪れねばと思う。

伊勢神宮がこの場所に遷座した経緯なんかも知るとよけい面白い。なぜ「大和」の裏側にあたるこの場所だったか。

昼飯は伊勢うどん。赤福本店は行列。ちょっとだけ並んで中で赤福。本店でお茶と一緒にいただく赤福は格別。

三重の文化は関西寄りか東海寄りかわからんといわれる。近畿地方ではあるが関西ではなく東海地方。関西文化圏なのか名古屋文化圏なのか。少なくとも江戸時代より前は関西だな。名古屋と三重の間は大きな入り江で渡るのも大変で、七里の渡しで桑名を回るのは近世の東海道。古代東海道は近江→美濃→尾張と内陸でつながってた。逆に関西圏からは峠越えの道があったし距離的にも奈良は近い。今は経済的には東海圏だけど、歴史文化的には関西圏だと思う。どうだろう。言葉も関西弁に近かったし。

伊勢神宮(内宮)への道のり赤福本店にてSDIM0044.jpg

寒風吹きすさぶ上にみんな歩き疲れたのか、早めに脱出。宇治山田駅で別れてふたたび近鉄特急で名古屋へ。みやげに戦国武将ペロティなぞを買い込んで新幹線で東京へ戻る。

いやあ傑作です。戦国武将ペロティ。

○ 01/09

今日は早起き。珍しくのぞみの予約をちゃんととってるので早起きして行く。目的地は伊勢。名古屋まで新幹線で行き、そこから近鉄特急で「宇治山田」駅。JRでもいけるけど、近鉄特急に乗ってみたくて。ついつい。新幹線から富士山がよく見えたので違う角度から。1枚目は経堂から、2枚目は車窓からのチラ富士でH20G、1枚は建設中高速道路とともにDP2s。

富士山富士山富士山

伊勢へ行くのは義父の古希のお祝い旅行。仕事でもなければ撮影旅行でもないのでした。

宇治山田駅(ここって古くていい駅。昭和初期、伊勢神宮参拝のために作られた駅らしい)で合流。駅前「伊勢市観光文化会館」1Fのカフェは味も店内の様子もなかなかよし。

そのまま伊勢神宮(外宮)参拝。混雑していたが外宮前の無料駐車場にうまくはいれた。よし。

参拝後は二見浦へ向かい、夫婦岩。その後鳥羽のホテルへ。伊勢海老などを堪能す。

疲れてたのだから寝ればいいものを、ついホテルのテレビで「日本vsヨルダン」戦見ちゃう。吉田麻也が大活躍……っておい(笑)。グランパス時代以来の吉田麻也なのでワクワクして見てたけど、変わってないなあ。たまにでかいミスをやらかす以外はとてもよいDFだと思います。

伊勢神宮(外宮)夫婦岩とカエル二見浦

○ 01/08

明日は早起き。

○ 01/07

あれこれと自宅作業室(カメラ部屋)の片付け。新旧のデジカメがあまりに溢れてるので整理。

午後、新宿へでかけシグマのDP2sを買う。あれ?

夜は成城学園前で秘密の飲み会……。

SDIM0006.jpg

DP2sで撮ってLRで現像したかふか

○ 01/06

自宅作業の日。身体は自転車で起こしたけど、頭はなかなか起きてくれないのであった。ちょっとした原稿なのだけどちょいと時間がかかる。

そうそう、Dashboard、App Store、iTunes、Safari、QuickTime X、Aperture、Time Machine……アイコンがどんどん円になってる。Lionでは全部円化?

・今日のMac App Store

夜、予想よりはやくMacOS X 10.6.6のアップデートが落ちてくる。Mac App Storeである。アップデートするとドックに丸いアイコンが追加される。これがApp Store。

ここ数年でパソコン用ソフトを取り巻く環境が大きく変化し、パッケージソフトは軒並み苦戦。店頭でパッケージを買うという習慣がなくなったのだ。かといって膨大なオンラインソフト群から必要なソフトを探してインストールしてマメにアップデートするにはそれなりのスキルが要求される。かくして、新ジャンルのソフトはどんどん出にくくなってるのだ。

でもiPhone用アプリは活況を呈している。AppStoreへ行けばアプリが必ずあり、手ごろな価格で購入できるから。そこでAppleはその仕組みをMac用アプリにも持ってきた。今のところAppleのアプリと米国系サードパーティが中心で、大手(AdobeとかMSとか)は参加してない。日本ではロゴヴィスタやJeditXが参加してた。

これはいい。ここへくればいろんなアプリに出会えるし、ゲームもあるし、購入も簡単。

すごいのは、アプリを購入するとそのアプリのアイコンがぴゅーんと飛んでアプリにおさまり、そこでダウンロード&インストール&ドックへ鎮座まで全自動でやってくれるのだ。インストールの手間すら不要。シリアル番号を入れる面倒くささももちろん無し。ダウンロードが終了したら、ドックに追加されたそのアイコンをクリックすれば起動する。簡単すぎです。

これはいい。店頭でパッケージを購入する時代の次をやっと見ることができたのだ。複数のMacを使ってても、AppleIDが同じならそれぞれダウンロードできる。残る課題は、「体験版」をどうするか「円=ドルレートが高すぎないか?」、大手のソフトハウスがどこまでのってくるか、くらいじゃなかろうか。ApertureやiPhotoやSafariのプラグインもここから落とせたらもっと便利でよいのに。

○ 01/05

さてさてリハビリ。ダイエットとリハビリを兼ねて自転車で出動。

今日は写真をとるぞ、ってんで神代植物公園へちょっと遠回りして東八道路側から。神代植物公園で年間パスポート購入。まあ、今年はマメに通うぞってことであれこれ撮影。

深大寺前でアンコ入りそばぱんを食い、野川へ降りて、川沿い→世田谷通り→環八のクイーンズ伊勢丹で買い物→帰宅→総走行距離23km。まあたいしたことないけど、リハビリなので。

今年のテーマは、マメにでかけて写真をたくさん撮ること。去年のような忙しさや盲腸はもうないだろう。

今年の買い物は……Mac系はさすがに買わない。Windowsマシンもたぶん買わない。iPhoneは買う。iPad2も買う。これは既定路線。問題はAndroidだ。仕事がら1台は持っておきたいのだが、どれにしよう。まあ、春モデルが出そろってから考えよう。CESでいろいろ出てくるようだし。カメラはどうしようかな。メインカメラはD7000で動かないとして、NEXは新型のデキ次第。

○ 01/04

さてリハビリ。ダイエットとリハビリを兼ねて自転車で出動。ぐるっと大回りして登戸で猫。さらに二子玉川でiPhonegrapherとお茶してY'sRoad二子玉川店を除いて帰宅。もっと写真を撮りたかったけど、自転車を降りると寒いー。特に川原は寒いー。ってんで、32kmほど走っただけのような。まあ身体はなまってるのでぼちぼちと動かしましょう。

めざすは二子玉川

○ 01/03

正月。お年始。妹一家が遊びにくる。

朝、近所を散歩。直会神社。「なおらいじんじゃ」と読む。地元ではより呼びやすい名に変化してて「にょうらいさん」。その由緒は渋川神社と同等、676年の大嘗祭における斎田がこのあたりにあり、その際「直会」が行われた場所を神社としたっぽい。まあ同じように古い。当時の河川がどこを流れていたかが気になるなあ。どうも、渋川は今の天神川に相当するみたいだけど流路はかなり違ったろう。

その近所には観音堂があり、円空仏がおさめられている。このあたりも、古道がほとんどつぶされたので(わたしが高校生の頃はまだ残ってたのに、あるとき帰省したら区画整理できれいさっぱり消えてた)、なんとも残念。

直会神社猫観音堂

さて東京に戻る。ラッシュのピークである1月3日にのぞみになんて乗れるわけがなく(予約ももちろんしてない)、こういうときは、高い確率で座れる「こだま」である。こだまの自由席。行き先は小田原。こだまでいくなら小田原で降りてそこから小田急に乗った方が速いのだ。これは乗り換えが楽だし座れるしでよいのだが、想定外だったのはこだまの混み具合。静岡を過ぎたあたりから通路にも人があふれ身動き取れない状態に。小田原で降りるのはもう大難儀。人混みをかき分けて無理矢理下車。他にも小田原下車な人が多かったのが幸い。あとは小田急急行でのんびりと。

○ 01/02

正月。お年始。初詣。そんな感じ。夜は藤が丘でMacお宝鑑定団の面々とプチ宴会。

4人集まったうち、3人が東京在住の名古屋人でひとりは名古屋と東京を頻繁にいったりきたりしてるので東京で会えばよいようなものだが(笑)、なぜか地元で。

1枚目は渋川神社。なんと延喜式式内社だという。知らなかったよおい。日本書紀に書いてある「天武五年九月 新嘗の為に国郡を卜はしむ。斎忌則ち尾張国の山田郡……」とあって、占いによって東の斎田に指定された山田郷がこのあたりで、その記念だかなんだかで天武天皇のとき、ここに遷座されたという(それ以前はもうちょっと南にあったらしい)。すごいな。ちなみに、もっと南にはこれまたそのときに大嘗祭に関連した「直会神社」もある。そこまで遡るとは知らなかった。びつくり。拝殿が妙に新しいのは、平成14年だかに不審火で江戸時代に建造された拝殿と本殿が全焼したからという。もったいない。それにしても、この界隈、容赦なく区画整理して開発したおかげで遺跡はかなりなくなり、古道も失われ、ひどいことになっております。昔の記憶でこの辺を歩くと確実に迷子になります。古道好きとしては残念至極。無理に開発したってろくなことにならんのになあ。

2枚目はモリゾーとキッコロ。交差点の歩道済の反射板になっておりました。

3枚目はわたしが40年以上前に通っていた幼稚園。なんと拡張に拡張を重ねて巨大幼稚園になり、今はわたしの甥が通っているのであった。いやはやびつくり。

澁川神社nagoyanagoya

○ 01/01

あけましておめでとうです。

近所で深夜神社を撮影して帰ってきて寝て起きて名古屋へ帰省。

たまたま今日東京へ戻ってくる友達がいたので、名古屋駅で待ち合わせて、駅近くの喫茶店でお茶。名古屋へ来たからには「あんトーストだー」てなわけで、食う。小倉あんのホットサンドって感じでよし。

その後実家へ戻って正月モードに入る。

2011年最初に撮った写真the nagoyathe nagoya


 

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