バイユー・タペストリー

Bayeux tapestry

アニエス・ジェラール編著の『ヨーロッパ中世社会史事典』池田健二訳(東京:藤原書店,1991)によれば、次のように説明されています。[いやぁ、この本は、序文を書いたジャック・ル=ゴフという有名な歴史学者の言をまたなくても、本当に便利な本です]

図版1:エドワード懺悔王の葬式の儀。遺骸を教会に運ぶところです。

図版10 ノルマン軍がイングランドに上陸しました。

彼らの乗っている船は、彼らの祖先北欧のヴァイキングたちが持っていた技術を継承していた証しでしょう。

船から降りるとすぐに馬を駆って攻撃態勢に入っているかのようですね。

図版11 イングランドの農場を襲うノルマン軍。ぶんどりものを担ぎ上げたり、馬を引いたり、

したい放題!!

図版12 ノルウェーのハラルドゥルをやっつけて、宴会をしているイングランド王ハラルド!

そこに、ノルマン軍上陸の知らせが届きました!!!

 

いよいよ、イングランド軍とノルマン軍との戦いが始まります・・・。

ノルマンディー公ギョーム(Guillaume)は、この征服で、イギリス(イングランド)のノルマン朝の初代国王ウィリアム(William)一世となりました。

図版71:左側からノルマン人騎兵が、右側のイングランド側を攻めています。

武装していず、血を流しているイングランド人を過ぎ去り、竜の軍旗を掲げ

ハロルドを守っている兵士に迫ります。二人のうち、軍旗をもっている方は

飛んできた槍がささって、そこに倒れます。その後ろにいるハロルドは・・・

hastings

図版72:ハロルドの死。上の絵より、右に続いています。

この図では、ハロルドはつるぎにたおれたとされています。

haroldsdeath

Plates are shown in The Bayeux Tapestry: A Comprehensive Survey. Ed. Frank Stenton. 2nd ed. (London: Phaidon P, 1965.) [Photographs reproduced in this book were taken by Percy Hennell. All rights reserved]