会津線-2



「山合いの朝」
門田をすぎると左に国道121号線を見ながら山間を南下する、
いくつかの坂を登りきった所で田園地帯が開けてきた、上三寄はもうすぐだ。
門田-上三寄間 C11312  1974.10.20



脱穀作業の横をC11が下っていった。
上三寄付近 C11197  1974.10.26



上三寄駅(現在の芦ノ牧温泉)構内には、秋花が咲きほこっていた。
C11197  1974.10.26



クラ川橋は旧道のアーチ橋と滝が絵になるので、何度も通った撮影地だった。
桑原-上三寄間 C11197  1974.10.26


上三寄を出た汽車は、しばらくして国道と交差しクラ川鉄橋を渡る。
上三寄-桑原間 C11204  1974.3.21



クラ川を渡った汽車は、大川から離れ山裾を這うように登り続ける。
こころよいドラフトの響きが、静かな山合にこだまする。
舟子の村落が見えたら頂上だ。
現在は大川ダム公園駅がこの近くに出来た。
上三寄-桑原間 C11254  1974.6.16



桑原を出たC11は、舟子のサミットまで長い25パーミルの勾配が続く。
この連続勾配のため、当時の会津線ではC11の牽引定数が18(180トン)に抑えられていた。
18を越える貨物列車の場合は、もう1両のC11が後補機に付いて奮闘する場面も時より見られた。
現在では舟子トンネルが完成し、この急勾配の線区は廃止された。
桑原-上三寄間 C1163  1974.6.16


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