シドニー
シドニーは、これまた綺麗な街であった。港を中心に発展した町、特に世界三大美港の一つである。
シドニー港
オペラ・ハウスや古いヨーロッパの町並みと高層ビル街、美しい夜景を見ながらシドニータワー(AMP)での回転展望レストラン、果て又シドニー湾をディナークルーズをしながらオペレッタの美声と夜景など楽しさが目白押しだ。
僅か二日の滞在では見れきれない程中身が濃い。その残された時間を精一杯見聞を広める為、早朝から夜遅くまで精力的に動きまくった。今回のパックは現地ガイドが日替わりで代わる。Working Holiday若しくは永住した日本人ガイドは数多い。ましてや小人数での身軽さ、ワゴン車で毎日オプションツアー客と入れ替わり合流しながら6〜7名がグループとなって見学に行く。場合により食事も自分達で直接その場所に行く事もあった。勿論、事前説明や地図は渡されるが。
オペラハウス
やはりここを見逃してはシドニーは語れない。着工から何と14年かかったと言われる。外から見ても中に入ってもそれなりに価値があった。建物はヨットの帆をイメージされている。入場券を当日購入(A$13.5) この時7名が入門。勝手に入るのではなく係員が同行。中は静かでガラス張りの中を進む。外にはシドニー・ハーバー・ブリッジやら高層ビルが真っ青な青空に映えるように綺麗に見える。まるで絵のようだ。入り口には、鍵でロックされていた。それを係員が外し「今は調弦中なので静かに見て下さい」と念を押される。大きな2690席入るすり鉢状の観客席が並んでいた。一番下で、パイプオルガンの調弦をしていた。その音の響きは余韻を残し増幅され心地よく耳に響いてくる。オペラハウスの外に出れば、あのアーチ型で高さ134mハーバー・ブリッジの上を人が歩いている(拡大写真あり)のが見える。小さな点が動くのが解る。ガイド本にも紹介されているが、若者に人気があるとか。ワイヤーに命綱をセットし、クライムリーダーと徹底した打合せの上アーチ部分の上を歩くのだ。まさに満足度100%を越すらしい。ここにオーストラリア人の冒険好き、スポーツ好きの一旦を伺える。
オペラハウス 関連写真あり
シドニー水族館ここも一見の価値(写真あり)があった。3m以上のサメが悠々と泳いでおり、全長150mの海底トンネルから間近に観察できる。ここでしか見られない天然記念物のカモノハシも見られた。世界有数の施設だけに訪れる人も多かった。
ブルー・マウンテンズ
ブルーマウンテンズの展望 左端に見えるはスリー・シスターズと呼ばれる奇岩
シドニーから西へ約1時間30分、250万kuにも及ぶダイナミックな丘陵地帯(標高1000m)。雄大な渓谷美を誇りアボリジニの聖地と言われている。一帯を覆われているユーカリの木々から発するオイルにより山全体が青く霞んで見える事から名付けられたという。ここで驚異的な最大傾斜52度というまっしぐらに207m谷底まで降りるシーニック・レールウエイ(写真有り)に乗る。最初やや後ろ反りに座るが、動き始めてすぐ真下に降りるからもうビックリ!頭上に網ネットがあるとはいえ、身体が前に浮き上がり、荷物をしっかり身体に付けていないと前の席に落ちてしまう。足と手で踏ん張らないと身体が放り出されるようだ。皆キャーキャー大声を張り上げていた。その後、ロープウエイでスリー・シスターズという名前の奇岩を見ながら登る。
オリンピックスタジアム内 オリンピック・パークあの感動をもう一度。シドニーから西へ14km。丁度ブルー・マウンテンズの帰りに寄る。
メインスタジアムの聖火台と11万人収容する観客席は取り壊され、今は8万人用に改装されていた。此れからはラクビー競技やコンサート会場として利用されるとか。勿論、この会場付近は広大な敷地ゆえ、ゆったりした雰囲気がある。ここでも係員の人が引率し説明した後日本人ガイドが通訳する。この時のガイドさんは、50歳代の永住10年目の日本人だが、通訳でやや詰まるところもあったな〜。やはり英語は小さい時から日常的に使わないと駄目かしら。特に私も忘れる一方だから・・・(^ ^ゞ
その中で、息子は積極的に質問していた。いつの間に英会話ができるようになったのだろうか。機内でも外でも英語でペラペラと話していた。それに比べて私シャ〜・・・(;_;)
市内観光
一日乗車券のモノレールをフル活用して、市内観光を見学。こんな冒険もした。二人の息子達と我々夫婦の3組に分かれ、駅で貰った現地CITY−MAPを持ちながら各自好きな場所を散策して時間と場所を待ち合せして合流するなど。シドニーの街全体が碁盤の目に区切られているから比較的解り易い。
Queen Victoria Building(市内写真あり)
そんな中でこんなハプニングもあった。Queen Victoria Building(デパート)斜め前にあるスーパーで、自宅のお向かいのお嬢さんとバッタリ出合う(◎_◎) 「あら〜おばさん」と声をかけられ、女房もビックリ!大学の研修でオーストラリアに来ているとか。
お互いの情報は全然知らなかった。こんな処で身近な人と出会うなんて・・・、世間いや世界は狭い(^ ^ゞ ポリポリ
また、こんな事もあった。初日、ゴールド・コーストの時、朝は少し肌寒く日本からセーターを持参するのを忘れたのだ。シドニーはここより少し寒いとの情報より現地DFS(免税店)で、半額セールのポロセーター購入。ところが、オーストラリア内では開封してはならないと記入していた。折角今着る為に購入したのに・・・(ー_ー) まあ〜税関で申告しなければ解らないだろうと勝手に解釈。処が、購入時、コンピューターに連動され、それを見せないと出国出来ないとの事。確かに日本語で大きな赤文字で、この事が記載されていた。場合により罰金最大500万かけられると(@_@) 最初知りながら袋を開封したがこの事が気になり、翌日同じDFSの日本人店員に確認すると、「止めた方が良い。ここは日本と違い、まあまあ〜は許されない。レシートと青いカードが残っていれば、頼めば元のように封印して貰える」と。いやはや良かった、良かった!これらレシート類を捨てなくて良かった。オーストラリア製だとその場で使用できるが、海外のブランド品は免税品対象なので、国内使用は許されていないからだ。
オペラを聞きながらディナーを シドニー湾ディナー・クルーズ夜景を見ながらシドニー湾で食事をする。しかもオペラを鑑賞しながら。折角来たのだから思い出の為にと奮発した。それ以外はケチケチ旅行なんだが・・・。しかし、 これら今回の旅行の全てを女房がお膳立て。私しゃ〜付いて行くだけ(^ ^ゞ ポリポリ よく調べているわ!
一番前の端の席だった。正装している人が多かったが、私はカジュアルスタイル。まあ〜Tシャツで無かったので良しとしよう。
一応、紺のブレザーを用意していたが、ケースから一度も出番はなかったが(^ ^ゞ 初めて聞くオペラの世界。オペレッターが唄う迫力万点の美声は、テレビと違う生だけに、男性のテノールには感動した。腹の底から歌い上げる声量は、思わず引き込まれてしまった程だ。4人のオペレッターが我々食事を食べる客と一緒に楽しんでいる。一番前の席だけに内心ヒヤヒヤしていた面もあった。スポットライトを突然向けられるのではないかと(^ ^ゞ どんな反応をして良いか解らなかったからだ。幸い大きな出来事がなくホッとしたが、日本人の和服を着た婦人に集中していたようだ。船から見る夜景は、実に綺麗であった。船板に出てもあまり寒くはなかった。
まだまだ紹介しきれない程沢山有るが.、かくして短くも内容の濃い旅は終わった。
帰りの飛行機がシドニーを発って、延々と続く国土を眺めながら約4時間、とてつもなく広い大地に思わず大きいな〜と呟く。
広々とした農地、民家がまるで見えない。1件の農地が淡路島と同じ位の大きさのものがゴロゴロ。区分け線で解る。
その中で、突然大きなサンゴ礁と思われる島が現れ、その時は何物か全然知らなかった。高度1万フィートから見えるサンゴ礁の連なりが延々と2時間程続く。隣に座っている息子に声をかけようと思ったが、スヤスヤ眠っているので声を掛けられず。
途中、トイレに行った時、一番後部座席に女房と次男が私と長男の席順とが大きく離れ、そこに座っていた。「おい、見たか?この下に綺麗なサンゴ礁が延々と続いているのを」「何云ってるの〜、これがあの有名な世界遺産になっているグレート・バリア・リーフよ!」「え!お前知っていたのか?」「スチュワーデスさんが教えてくれた(^^)」「ここのガイド本に載ってるわ。私もずっと眺めていたの」
成る程、これがそうだったのか!何と綺麗なサンゴ礁なんだ(◎_◎)
約2000キロにわたり、サンゴ礁が連なる海域と記載されていた。日本列島がすっぽり入る程のスケールでリーフが続く。
ケアンズから入るのが玄関口らしい。ここも楽しい楽園の世界がある。ダンク島、グリーン島、フィッツロイ島、ハミルトン島等数々ある。ここは赤道にも近いので、真夏で30℃以上、真冬で25℃、ガイド本を見ながら、機会あったらいつか行ってみたいな〜と次の夢をみながらいつしか関空に到着していたのだった(^^)
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