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Helga Schneider 1937年ポーランドのシュレジエン地方の町シュタインベルク生。父親は画家、母親はナチス親衛隊員で1941年から終戦までアウシュヴィッツ第2強制収容所ビルケナウの看守。幼少期をベルリンで過ごし、その後オーストリアへ移住。63年イタリア人と結婚して以来ボローニャに在住し、イタリア語で執筆活動。 |
●「黙って行かせて」● ★★ |
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2004年10月
2004/11/15 |
母親は娘が4歳の時、2人の子供を置き去りにしてナチス親衛隊の任務に就くため家を出て行った。 その後娘と母親が再会したのは僅かに2回だけ。30年後の1971年と、さらに27年後の1998年。
本書は、アウシュビッツ第2強制収容所“ビルケナウ”の看守だった母親とその娘である著者との、最後に面会した時の様子を書き綴った衝撃的なノンフィクション。 追憶/再会/回顧/孤独/戦慄/マミィ/悔恨/真実/エピローグ |