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●「特急便ガール!」● ★ |
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上司である役員をぶん殴って一流商社を辞めることになった吉原陶子24歳、同僚の紹介でその義兄がやっているというバイク便会社に転職することになります。 てっきり事務職だと思い込んでいたところ、面接にいったその日から命じられたのは、電車&脚力をフルに駆使しての“ハンドキャリー便”担当。元・陸上部中距離走者のうえに負けず嫌いの陶子、そのまま入社することに。 一流商社の秘書課勤めだった元OLが何とバイク便会社に転職、しかし同僚は、常に寝癖つきの社長・如月の他は、バイク便担当の強面で口の悪い“人間カーナビ”こと菅野、ぶりっこの女性ライダー・さおりんの2人だけという、個性的な面々による小世帯。 そんな会社で陶子の活躍や如何?というストーリィ、何となく面白そうに感じて読んでみたという次第。 ところが、ビジネス小説である筈なのに、何故かファンタジー要素が入り込み、差し詰めファンタジー・ビジネス小説?とでも言うべきなのでしょうか。 それなりには楽しめるものの、ライトノベル作品。 それにしてもハンドキャリー便、実際にあるのかもしれませんが、担当者は若くないと務まらないでしょうねぇ。 |