レフ・トルストイ かつて熱中した作家、「戦争と平和」は愛読書でした 1828-1910
※以下は河出書房新社版“トルストイ全集”により紹介させていただきます m(_ _)m
巻 |
表 題 |
収録作品 |
読書 |
ひとこと |
1 |
幼年・少年・青年 |
幼年時代 |
1973 |
トルストイの自伝的作品 |
2 |
初期作品集(上) |
セヴァストポーリ |
1975 |
いずれも格調高い作品。「セヴァストポーリ」は自身が従軍した防御戦を題材にし、評判高い |
3 |
初期作品集(下) |
ホルストメール |
1975 |
「家庭の幸福」は、独身時代に新婚家庭の様を描いた作品。後のトルストイを予感させる部分あり |
4 |
戦争と平和(上) |
同左 |
1969 |
ナポレオンのロシア遠征を中心軸に描くロシア貴族一家の興亡。私はこれをピエール、ナターシャ中心の青春物語として読みました。作者の代表的長編は、家庭像が鍵になっているとも言えます。その点でエピローグに注目して欲しい また、ナターシャはロシア文学を代表する女主人公のひとり |
5 |
戦争と平和(中) |
同左 |
1969 |
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6 |
戦争と平和(下) |
同左 |
1969 |
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7 |
アンナ・カレーニナ(上) |
同左 |
1970 |
プーシキンの作品に対抗して書いた冒頭部分の文章は、あまりに有名で印象的。実話をモデルにしていますが、3つの家庭の比較物語。作者が理想と考える領主像・家庭生活像が窺えます |
8 |
アンナ・カレーニナ(下) |
同左 |
1970 |
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9 |
後期作品集(上) |
クロイツェル・ソナタ 他 |
1973 |
中編「光あるうち光の中を歩め」を繰り返し読みました、ローマ時代のキリスト教徒たちを描いた作品。「ベン・ハー」も頭に浮かべながら |
10 |
後期作品集(下) |
ハジ・ムラート |
1975 |
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11 |
復 活 |
同左 |
1973 |
薄幸なカチューシャの物語。作者が現実の物語より精神生活を求めている傾向が歴然。したがって、家庭像というものは最早ありません |
12 |
戯曲集 |
闇の力 |
1975 |
戯曲もかなり読み応えがあります。とくに「闇の力」は、オニール「楡の木陰の欲望」とよく似た作品。いずれも、宗教色が強く出ています |
13 |
民話と少年物語 |
民 話 |
1975 |
「民話」は作者の宗教観をよく表している作品集。代表作「イワンの馬鹿」は作者のユートピアなのでしょう |
14 |
宗教論(上) |
諸論文 |
− |
とても手が出ません(^^;) |
15 |
宗教論(下) |
諸論文 |
− |
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16 |
人生論 |
さらばわれら何をなすべきか |
1975 |
「われら何をなすべきか」は、モスクワでの民勢調査に参加した経験から生まれた論文。著者の切迫したような思いを感じます |
17 |
芸術論・教育論 |
諸論文 |
− |
手が出ませんでした(^^;) |
18 |
日記・書簡 |
同左 |
1975 |
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19 |
妻への手紙 |
同左 |
1975 |
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別 |
トルストイ研究 |
作家論・作品論等 |
1978 |
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トルストイ全集 河出書房新社 1973年1月刊行開始 |