試作段階のシートのその後を報告

つぶやきコーナで何度か紹介しているオリジナルシートの開発の経過。


シェルは完成っつーか、↑型を作ってしまったのでもうどうすることも出来ない(^^; レイヤー数を変更するとか、素材をカーボンにするとか、その程度の調整のみ。レイヤー数は軽量化と剛性を考えて試作、実際にクルマに取り付けて剛性をテストして決定した。現状ではエス毛レートよりはかなり剛性が出ていて、エス毛レートがフニャフニャに感じる。


これは試作 Ver1 だ。座布団が厚過ぎ、快適すぎ。


試作 Ver2 では座布団と背当てをすべて薄く作った。この Ver2 をFire号に付けてツーリングテストと間瀬サーキットタイムアタックテストを実施。問題点を洗い出して Ver3 へ向けて製作指示を出した。あと煮詰めるのは表皮の貼り方や内部のウレタンの厚さと硬度など。

Ver2 をFire号に付けた時のフィッティングを紹介してみましょう。シェル形状はもう変更無いのでここからフィッティングが変わることは無い。


ど〜だバー、ど〜だロールバー、共に干渉無し。


上から見た図。ど〜だバーとの隙間はこれだけ有る。


センタトンネルとの隙間。


ロドスタではドア内張りとショルダサポートが干渉する事が多いが、もちろん問題無し。


ロールバーとの隙間も十分で、スライドや取り付け角度が制限される事は無い。


ロールバー上部とヘッドレストの位置関係。問題無し。

そして試作 Ver3 が完成。が、座布団の厚さとウレタンの硬度を選択ミス。超ケツが痛い椅子になってしまった(^^; ここまで薄くするとケツが痛くなるって事が判明しただけでも意味は有った(笑)。


座布団の厚さは無視するとして、とりあえず現状を紹介。


シートの大きさを感じてもらえればと思って、某雑誌を引っ張り出して詰めてみた(笑)。


片側に寄せると隙間は指2本分くらい。その幅でほぼ垂直にサポート部分が立ち上がっている。


ケツから腰部分もほぼ同じ幅。


実はここが一番狭い。脇の下あたりかな。


専用のブラケットを純正シートレールにボルトンで取り付けて使用する。 ブラケットはスチール製でコストダウンするか、アルミ製で軽量化するか、コストと重量を思案中。


アルカンターラ(エクセーヌ)の質感と縫製の良さを見て欲しい。


現状で課題になっているのがコレ。伸縮性が低いアルカンターラはシワが寄りやすい。内部のウレタンが厚過ぎてベルトホールのゴムとその周辺の表皮にシワが寄っている。 ベルトホール周辺の処理でシワを無くす。


パッドはすべて脱着式。


パッドはもちろん内部のウレタンを交換出来るようになっているので、パッドの厚さを変更するも良し、パッドの裏に仕込みを入れてポジション調整するも良し、オーナが自分の体系に合わせて自由に調整出来るようになっている。

と、こんな状態なのですが、如何でしょうか? 皆さんのご意見、感想、希望、など掲示板への書き込みをお待ちしています。

トップページ

.