回天特別攻撃隊
金剛隊 伊53潜
昭和19年12月30日 大津島出撃
艦長
豊増 清八 少佐・海兵59期
搭乗員
久住 宏 中尉・海兵72期 昭和20年 1月12日 発進 パラオ・コッソル水道
遺詠
閑かなる弥山山頂くもりたる 隼一羽雨呼びて過ぐ
君がため臣は誠忠を捧げんと 剣に誓いて大和出で立つ
君がため何思うべきますらおは 国家の栄果してぞやむ
もろもろのまとひは断たん君がため 南溟ふかく濤分くる身の
命よりなお断ちがたきますらをの 名をも水泡といまはすてゆく
伊東 修 少尉・海機54期 昭和20年 1月12日 発進 パラオ・コッソル水道
遺詠
此業成就何悔哉 為大君喜赴死地
二十二年夢如過去 今正入幽明境地 此間無報君恩事来 僅際死報皇恩己
久家 稔 少尉・予備 4期/大阪商大 回天の故障により帰投
有森 文吉 上曹・水雷科 昭和20年 1月12日 発進 パラオ・コッソル水道
遺詠
いざ征かんリーフ乗り越えコッソルへ 撃ちて晴らさんこの胸を
記録
. 小灘利春(兵72、第二回天隊長、元全国回天会々長)
奥津城
. 久住 宏/埼玉県川越市 勝光寺 山口県徳山市 回天記念館・平和祈念の鐘
伊東 修/東京都港区 玉窓寺
更新日:2008/01/01