カルルス温泉鈴木旅館★★★★ |
穏やかな泉質の保養温泉 ■概要 カルルス温泉はツムラの入浴剤の名前に使われて知られている。入浴剤は白濁しているが、本物のカルルス温泉はかすかに青みがかって無色透明のお湯だ。 カルルス温泉は登別温泉の北にある静かな湯治向きの温泉だ。原生林の中にカルルス温泉がある。カルルス温泉の発見は明治時代で、明治32年(1899年)共同浴場が建てられたのが最初だ。 カルルスの名称は温泉にラジウムが含まれるとして、チェコスロバキアのカルルスバード(現在カルロビバリー)に泉質が似ていることから付けられたという。 実際はラジウム泉ではない。 鈴木旅館はカルルス温泉にある7軒の温泉旅館のひとつ。登別川のほとりで、開湯当時の共同浴場の跡地の前にある。登別の大規模旅館とは違って落ち着いた雰囲気だ。 ■所在地 北海道登別市カルルス町12 TEL:0143−84−2285 FAX:0143−84−2286 |
■印象 浴室には大きく3つの浴槽がある。広い浴室に湯気が立ち込めてよい気分だ。3つの浴槽はお湯の温度が少しづつ違う。かけ湯をしてさっそく入る。とろりとして澄み切ったお湯だ。あまり香りはない。飲泉所があるので飲んでみるとかすかに苦味を感じる。 泉質は芒硝泉、自噴70L/分、源泉の温度55度、蒸発残留物1.1g/kgある。少し水を加えて温度調節しているかもしれない。全体はかけ流しで、 木でできた浴室の床にあふれたお湯が流れている。木の枕が置いてあるので床に寝転がることもできそうだ。 浴後はとてもさわやかで、ほてりは少なく肌がさらさらする。カルルス温泉は、戦時中は陸軍の療養所が置かれ、その後北海道ではじめての環境庁指定の国民保養温泉地になったところだ。落ち着いた当時場の雰囲気を残すところでお勧めする。 |
■営業
■交通 |