【展覧会ご案内】 ---記録と保存作品画像---
山 本 新 太 郎 展
ー「まる・こまる」の遊びー
2006・10・31（火）ー11・5（日）
PM12：00−PM8：00（最終日はPM6：00迄）
山本新太郎さんの宇宙観
藤 慶之
山本さんとの初めての出会いは、仲間との囲碁の集いだった。白黒の戦いのあと酒宴に移り、会話を交わすうちに、京展洋画部の常連であり、テキスタイル・デザイナーとして活躍する作家ということ。それにも増して興味をそそられたのは、義父が京都洋画界で異色の功績を残した超現実主義の画家・小牧源太郎氏だということ。
そういえば、今回の初個展にお目見えする作品群にも、どこか幻想味を漂わせた超現実的な宇宙観が秘められているように思えてならない。鮮烈な色彩に彩られた大小の円が、石膏片や顔料、リキテックスなどで塗り込まれた放射状の荒々しい空間に浮遊する大作群。必ずしも洗練された作風とはいえないが、作画上のこだわりといい激しい動性といい、一途な制作の跡が伝わってくる。会場には、月刊誌「そめとおり」の表紙を飾った原画も併陳されるという。こちらには，気負いのない山本さんのもう一つの顔が見られそうで楽しみだ。
（美術ジャーナリスト）
|
10月31日P,M6:00よりささやかなパーティーを催しますので、是非ご来場ください。
 |
|
京都市中京区河原町四条上ル塩屋町
TEL.075-221-0117・〒604-8027
ギャラリー マロニエ 5F
|
山本新太郎：〒616-8413：京都市右京区嵯峨大覚寺門前堂の前町17の8 TEL/FAX:075-872-1858
▲【画廊SAIKONAN】
▲【草の根工房】HOME
(2006.10.15）
|
|