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スイスのアルバム レッチェンタール/補遺

レッチェンタールの写真で気に入っているものが、引っ越しの荷物の中から出てきたので、その中からいくつかをここに紹介します。 　朝のレッチェンタールのブラッテンのバス停の前です。人通りも少なく、静かで、のどかで、明るい風光に溢れています。 　ぜひお出かけくださいと言われているかのような、光の中を宿泊しているホテル・エーデルワイスを出てバス停に着くと、いそいそとカメラを出して、フィルムを装填し、どこを撮ろうかと、迷っている自分がいました。 　干し草の香りが漂う朝の風景です。

ブラッテンは、本当に何もない村です。この奥には、夏の間だけ営業しているファフラーアルプのホテルがあるだけで、村には、昔あったよろず屋のような、何でも売っている店があり、昔に戻ったかのような思いに浸っていました。 　何十年か、それとも何百年かわかりませんが、そう生活は変わっていないんでしょうね。 　ヴィラーまでバスで戻って、ロープウェイでラウヒェルンアルプに登るとそこは別世界でした。牛達は更に高いところに上がっていたようで、この時（八月中頃）は、全く出会いませんでした。 　カウベルの音がないと、アルプスではちょっと寂しい気がしたのですが、みなさんはいかがですか？

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