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今年(一九九九年)の夏、ヴァレー・アルプスの真っ直中のサース・フェーという所に一週間、休暇用住宅(という訳がいいのでしょうか)を借りて、のんびりしてきました。
ドーム、レンツシュピッツェ、テーシュホルン、アルプフーベル、アラリンホルンといった華麗なミシャベル連山とそこから流れ出すフェー氷河などの壮大な眺め、目を転じると、フィーシュホルン、ラギンホルン、ヴァイスミースといったサースの谷を隔てた対岸の山々等、素晴らしい環境の中にサース・フェーの町はあります。
最近は日本人の団体客も増え始め、今年はレストランに入って日本語のメニューが出てきたのには驚きました。随分サース・フェーも有名になってしまったなぁ、なんてちょっぴりうれしいような、寂しいような…。
さて、今年は夏の音楽祭がやっていました。会場は町の中心にある教会です。朝の九時頃からオーケストラとピアニストのリハーサルがあり、毎日、ハイキングに行く前に教会に立ち寄って、音楽家達の仕事の様子を見て(聞いて)から行くのが日課となってしまいました。 |
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