昨年10月、全国生活保護裁判連絡会(以下「生保裁判連」)が結成されてはや1年がたちました。この1年の間、東京都豊島区での痛ましい餓死事件など生存権や生活保護をめぐっては厳しい状況が続いています。しかし、生保裁判連が結成されて以降、生活保護裁判での原告・弁護団・ケースワーカーの連携が深まり原告側の体制も強化されつつあります。またホームヘルパーの派遣というまさに国民的課題となっている介護水準を正面から問う訴訟も大阪で提訴され注目を集めています。 生保裁判連第2回総会は、学資保険(中島訴訟)、自動車借用(増永訴訟)という生活保護で焦点となっている「資産」についての2大裁判をすすめている福岡の地で開催することになりました。この1年間の生活保護関連争訟の状況を振り返り、これからの不服審査請求や裁判を前進させるために、そして、とりわけ福岡2大生活保護裁判勝利のために、皆さんのご参加を心からお願いする次第です。 |