2月17日(木)



(3)夕日をみなくちゃ



昨日より早く出発しなくてはいけないのに、
おしゃべりで、時間をとり過ぎてしまった。
部屋で問題集に区切りをつけたいという娘をせかす。
ゲストハウスのベランダで、
ロマンチックしている主人にも声を掛けるけれど、
この日で多分最後のロマンチック+の時間を堪能したいとのこと。

娘と二人で出かける。
昨日のお寺まで行くには、又、ちょっと遅そう。
やはり、トゥクトゥクを拾わなくては・・・
ところが、早速困ったことに気づく。
ホテル代の支払いで、キップをかき集めて支払ってしまったために
小銭がないのだ。一番小さいお金が、$10。
これでは、ここでは、大きすぎる。
トゥクトウクは、無理だ。このままでは、夕日が見れないままになってしまう。

焦りつつ考える。そうだ、プーシー寺院に行こう。
急ぎ足で、プーシー寺院の入り口への階段に向かう。
(ナイトマーケットの様子を写真に撮った階段)
皆も思うところは、同じらしく、同じ方向を目指している人が結構いる。
駆け足で階段を上る。もう日は、沈み始めていた。


でも、私は、入り口までの階段を駆け上っただけで、息が上がってしまう。
主人の風邪がどうやらうつりかけているらしく、喉の調子が良くない。
ゼンソク持ちの私には、328段という階段も急いで上るにはきつそうだ。
頂上に行くのは、残念だけれど、諦めよう。
頂上は、娘に託して、私は、その場で、まずは、息を整える。
娘を待ちながら、そこで写真を撮ることにする。


同じ場所で、
黄金色になっていく夕景色を楽しもうとしている仲間が何人かいた。


   


すると、間もなく、娘が走って戻ってくる。もう上まで行ってきたとのこと。
階段は、思ったほどは、きつくないので、行ってみたらとのこと。
じゃあ、行ってみようかナ。
これから、ゆっくり上って行こうというご老人もいた。大丈夫かも。
気をつけて頂上を目指す。娘が言う通り、思ったより、
階段の勾配は、きつくない。
頂上には、すでに大勢の人がいて、
いいポイントは、もうおさえられてしまっていたけれど、
でも、間に合う。


*プーシー山からの眺め下の写真をクリックしてみてください。
(画像3枚あり)


メコン川



ふう、よかった。昨日のお寺には、行けなかったけれど、
どうにか、メコン川の夕日は、見れた。


きれいだねぇー。娘と話しながら、最初と同じ場所で、もう一枚。





食べ物横丁とビアラオ



さて、ルアンパバーンの最後の夜、主人は、昨日から
いよいよご当地料理を食べると宣言していた。

毎晩マーケットに行く度に通りすぎていた食べ物横丁には、人が溢れていて、
西洋人の人達も慣れた様子で食事を楽しんでいた。
それをどうやら横目で見ていたらしい主人、
「西洋人には負けられない」(?!)ということらしい。


さて、それにしても、お金を崩さなくては、始まらない。
どうしようと思いながらも、まずは、主人がお土産を買うと決めていた
フランス人経営のお店へ。お昼のぞいて歩いたお洒落なお店の一つだ。
アジアの木で作った作品が並べられているお店の雰囲気が気に入ったらしい。
木のペーパー・ウェィトを2個買う。

ドルで支払って、ドルでおつりがもらえるかを聞いてみる。
OKとのこと。よかった! 
「書類にサインをして」(パスポートナンバーも書き込んで)
小銭を含むドルでおつりを受け取る。
ドルでおつりをもらうには、こういう手続き(両替と同じ)が
いるのだということに改めて、感心する。
外国人のお店で、ちょこっと高めの買い物を残しておいて助かった、
という感じだった。


さぁーて、今日こそビアラオを飲まなくては。
もともと、アルコールは、あまり飲まない主人である。
まして、薬を飲みながらなので、特に用心していた。
私自身もほとんど、飲まないので、きっかけがつかめずにいたのだ。

ルアンパバーンに来てから、ピンカイ(焼き鳥)の方は、
実は、何度か、トライしていたのだけれど、どうもおいしいものに行き当たらずにいた。
5本指がついた足は、どうも買いきれなかった。
モモタイプは、すぐ見つけて食べてみたものの今ひとつ。
ならばぜひともと、吟遊さんの写真にあった形のを
買ってみたけれど、ウーン、それもハズレ。
「焼き鳥がおいしいんだって。」そう前宣伝をし過ぎていた分、
ハズレのダメッジは、大きく、
ピンカイについては、
家族は、もう付き合ってくれなくなっていた^^;
エーン、あのほっぺが落ちるらしいピンカイはどこに?
プーシーホテルのそばのどこだったっけ?
ちゃんと聞いておくとよかった。


屋台横丁に到着。
ここは、きっと、雅さんからの情報の場所では?
人の賑わいと、ゆげといろいろな食べ物の匂いが一杯。








小さなお兄ちゃんと妹が大活躍の一軒の屋台で足を留める。
そこでは、好きな具材一皿分で、値段が決まっており、幾つでも好きなモノを選んで
お皿に盛ると、それをお父さんがその場で炒めてくれていた。ここにしよう。
流行っているらしく、長い列が出来ていた。




食材を選ぶ。



その列をうまくさばいて、集金までするのが、
↓の妹(多分5歳くらい)の役目だ。


そのシキリのうまさは、待っている一同、感心するばかり。
割り込みをされそうになった女性を見逃さず、
"Ma'm, Come here,please"
自分のそばに引き寄せる。言われた白人女性も「まあまあ」と言う感じで
笑いながら、前に出る。

ご飯ばかり大山盛りにしすぎている男性を見ると
一応、申し訳けなさそうに、でも毅然と、ダメ出しをする。
料理の順番のお皿をずらしてそろえる。
覗き込んだ人には、すかさず声をかけて、お皿を渡す。
その勢いは、お父さんもビツクリして注意するほどだ。
5歳で、もう一人前・・・いやそれ以上だ。
私たちもそうだったので、
かの女のシキリ具合を面白がって集まってくルお客さんも
随分いるに違いない。

かくして・・・
「見かけによらず」食べ物に神経質な主人の、
ラオス屋台、アジアンフード本格デビューの図となる



それでも初めは、おそるおそる少しだけ注文していた主人。
結局
タイ料理ほど酸っぱくないのが、ほっとしたとのことで、お代わりをする。


タイ料理に比べると、ちょっと刺激が足りないけれど、
クセがないとも言えるラオスの味。娘と私は、普通にパクパク。
  


「よーし、決めた。」・・・
これでみんなの仲間入りをしたゾ、という気分・・・。
取り分け満足気で、意気揚々としている「一名」と共に
私たちは、食べ物横丁の賑わいを後にした。
ルアンパバーン最後の夜の乾杯をビアラオですることに。


お坊さん達も楽しむマーケット






帰りには、ビアラオを忘れずに買う。
明日の荷造りも済ませて、寝る前のひと時、二人で乾杯をした。
暑い中で、ビンカイを肴にグイッと飲む一杯、
とは、行かなかったけれど、「ラオス」に心からの乾杯だった。


*今度こそは(?)炎天下で、グイーッと行かねば。
ぜひとも「うまいピンカイ」も再挑戦といかなくては。
他にもいろいろ宿題が多いラオス、ルアンパバーン。
又、おいで、ということ?



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18日ルアンパバーンからチェンマイへ



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