- 今回は5人パーティで、うち初参加のAさんはフェルト底の沢靴が無く、ゴム底の靴だった。大下(おおしも)バス停で下車して小下沢林道入口から入渓した。良い天気だった。
- 最初冷たく感じた水も歩き始めると次第に慣れてきた。しばらく進むと2mのナメ滝に着いた。Aさんが滑りやすそうにしていたので上からシュリンゲを垂らして登るのを手伝って上げた。
- 小休止後は先頭を交代しながら歩いた。釜の多い流れだった。Bさん先頭でしばらく進むと横の林道を登っていた登山者から「寒くないですか。景信山まで登るんですか」と声をかけられた。「沢を歩くだけです」と答えると「気をつけて下さい」と励まされた。
- 次はCさんが先頭に代って進んだ。膝くらいの釜が少し有った。横の林道を登山者が下って行った。やがて中間点のキャンプ場跡に着いた。ベンチに座って昼食休憩にした。Cさん、Dさんは暖かいカップラーメンをうまそうに食べていた。
- 後半は小滝がたくさん有った。最初の堰堤を越えた所でゴム底のAさんが転んでお腹まで濡らしてしまった。以後、Aさんは大胆になり、どんどん水の中を膝上まで浸かって進んで行った。
- 二つ目の堰堤を越えて休憩した所で、寒くなったAさんはリタイアして林道を進むことにした。横を行くAさんに写真を撮ってもらいながら遡行を続けた。小滝を楽しみながら進んだ。
- 左手の支流奥に10m滝を見ると、やがて2m滝に着いた。思い思いに左右に分かれて登った。水流に肘をついてしまい少し服を濡らしてしまった。
- 登った所が2段5m滝の下だった。ここで予定通り遡行を終了した。Aさんも沢に下りてきて全員笑顔で集合写真を撮った。帰りは黄葉の始まった木々を見ながら林道をゆっくりと出発点に戻った。
- バスで高尾駅に戻った後、打ち上げをしようとしたら、濡れがひどかったAさんは「もう帰ります」と一人参加せずに帰って行った。