- 今回はテント初心者のお試し山行だった。奥多摩駅からのバスは増発されて同時刻に4台になっていた。混雑したバスを鴨沢で下山し、登山届を提出してから登り始めた。良い天気だった。
- 登り始めでは、ヤマツツジが少し咲いていた。小袖乗越の登山者用駐車場は満車だった。次々と登山者が下山して来た。やがて新緑のきれいな道になった。足下にはヒトリシズカやマムシグサが咲いていた。シジュウカラなどの小鳥が鳴いていた。水場の水はたっぷり出ていた。富士見ターンの標識の所からは富士山が見えた。
- 雲取山への道を左に分けジグザグに斜面を登ると七ツ石小屋に着いた。すでにテント場は混雑していた。3人1張りのテントだったので他のテントからは離れた一段上のトイレの近くに張らせてもらった。早めに着いたので富士山を眺め、ビール、日本酒を飲みながらゆっくりとした。
- 二日目も良い天気だった。テント場からは富士山が見えた。テントを撤収して、まず七ツ石山に向かった。
- 七ツ石山山頂には登山者が7-8人休んでいた。良い天気で富士山、南アルプス、雲取山が見えた。雲取山と合わせて登る人が多いらしく、あまり長居をしている人はいなかった。
- 雲取山への道とは反対の石尾根縦走路を東へ向かうと、登山者は急に少なくなった。巻道を行く石尾根縦走路を右に分け、忠実に尾根を登ると次のピークの千本ツツジ峰に着いた。誰もいなかった。コーヒーを沸かし、景色を眺めながら静かな山頂でゆっくりした。
- 下山は峰谷へ向かった。石尾根縦走路と交差すると桧植林になった。少し急な下りだった。ツツドリが鳴いていた。少し緩くなった標高1500m付近でコンパスの練習をした。
- 標高1300mにかけてはカエデなどの新緑がきれいだった。ヤマガラが鳴いていた。登山者1人に抜かされ1人とすれ違った。標高1300mからはトラバース道になり、なかなか標高が下がらなかった。杉植林に変わり1人とすれ違った。
- 最後に林道に出て少し進むとゲートが有った。ちょうどバイクで来た人が折り返していくところだった。ゲートからは舗装路になった。少し時間が足りなくなり足早に下った。
- バス停には発車時刻の10分ほど前に無事到着した。待つことも無く折り返しのバスがやってきた。テント初心者も満足した様子で、次回は雲取山まで行こうと相談しながらバスに乗り込んだ。
- 最初、数人だった乗客は、奥多摩湖を過ぎる頃にはゴールデンウィークらしく満員になっていた。