3月になり、寒さも峠を越したようで一安心だ。啓蟄も過ぎ、そろそろクワガタ狂の大馬鹿者もぞろぞろと動き出すころではなかろうか!
まずは東日本の今月の動きから始めよう。 関東にウルトラスーパーなクワ馬鹿おじいさんH氏があらわれた。 3月号原稿締め切り間近に飛び込んできたニュースだが、クワガタ4大掲示版のひとつのオーナーの某T○wn氏が大阪に転勤となったようだ。某Ho○hiも広島へ転勤されるそうで、某T氏の大阪から東京への転勤といい、春の人事異動はクワ馬鹿たちにも多大の影響を与えている。だが、日本中にクワ馬鹿仲間はいるので、彼らと共にそれぞれの赴任先でなお一層のクワガタ道楽をして頂きたい。 出張で全国各地を飛び回り、各地で接待を受けているクワ界の巡察使某亀氏の情報では、クワガタとオートレースで有名な某G県のある町は、やはりクワ馬鹿指数の異常に高いところであったそうだ。通常の小麦粉添加のマット飼育で、平均71mmクラスのオオクワガタをバンバン作り出す人もいるそうでこのあたりのノウハウは今後この怪しげな月刊誌で順次公開して頂きたいものである。なお、PCを持っていない人も多いので、PCを買わせるのが先であるな。 次は中部地方の情報である。 中部地方では菌糸瓶の自作を始めた方が現れた。この方は非常に人脈の広い方で、化学者やらキノコ業者やら製薬メーカーやらに友人知己が多く、昆虫学者とも懇意な方である。この方は市販の商品を科学分析し、無害な食品添加物だけ使った菌糸瓶の作製を始めている。この菌糸瓶は販売目的ではなく、あくまでも趣味と研究用に作るようだがその製作数たるや尋常なものでなく1000本を軽くこえるとのこと。こちらも今後の展開に要注目である。 ここでいきなり海外からの情報である。 BBSでもクワガタプレゼントをした香港在住の日本人ビジネスマン某O氏だが、このたび大量のコレクションを整理処分することになったらしい。 最後は恒例の西日本馬鹿情報である
噂によると、某J氏はシーズンに備えゼリーを1500個注文したそうだ。最初はあるルートから600個仕入れ、その後別のルートから900個仕入れたと聞いている。これで昨年からの在庫300個を合わせると、トータル1800個にもなる。この数を多いと見るかどうかは主観の問題だが、半端な数ではないと思う。やはり馬鹿者に間違いないようだ。しかも、この期に及んでまだ400個ほど購入する予定らしい。
外国産飼育数では有数の神戸在住の某S氏は、今シーズンから菌糸瓶飼育を本格的に始めたらしいが、大量に菌糸瓶を購入しすぎたため、入れる幼虫がいなくなり、あわてて幼虫を仕入れに走ったそうだ。
菌糸瓶飼育では先達で東京転勤となる某T氏は、知る人ぞ知る京都在住クワガタ飼育家、某H氏特製菌糸瓶を愛用しているが、H氏に会って話をするのが目的で、直接 採集の神として有名な某G氏は、2月にとうとう朽ち木割り採集に出かけたらしい。
G氏が通い詰めているお店は、関西在住の大馬鹿者には有名なところで、あらゆる人がお世話になっているが、某Hファミリーは家族でタクシーをチャーターして乗り付けると聞いた。彼らはどこへ行くにも家族単位で、素敵な家族であるにちがいないが、欲を言えばリ瓶グの暖房温度をもう少し下げてほしい。そうでないと、成虫が冬眠できなくて気の毒である。省エネルギー月間が過ぎたとはいえ、限りある資源を大切に! Hファミリーとは異なり、あらゆる材料で発酵マットを見事に作成する技術を持った某M本氏は、お店まで自転車で行くそうだ! 地理的に近いとは言え、省エネを実践するところにこの人の律儀さを感じるが、単にその方が行きやすいだけの安直な理由かもしれない。きっとそうだと思う。しかし、購入した大量のマット類を自転車の荷台にのせて疾走するところを見てみたいと思うのは、私だけではあるまい。 飼育マットを大量に購入すると、持って帰るのは自転車でも大変だと思うが、わざわざ両手に持ち、電車とバスを乗り継いで持って帰ると言う、信じられない人もいる。発酵マット研究家の某〇〇山氏がそうだ!
そうそう、今思い出したのだが、昨年から本格的にクワガタ飼育に乗り出した某F本氏は、大馬鹿者の原稿を書くために、デジカメを購入したらしい。しかし、大蔵大臣の決裁を通す時の理由は、きっと別であったと思われる。クワガタ地獄にはまって行く見本を見るようで、懐かしくかつ気の毒に感じるが、むろん止める気はまったくない。
以上、書き足らないことだらけで、消化不良に終わってしまったが、もっと書くと収拾がつかなくなると思われるので、今回はこの辺で失礼したいと思う。 ではみなさん、春に向けてくれぐれも準備は怠りなきように |