ウクレレの弦は4本しかありません。しかし、コードの中には、5つ以上の音で構成されているものがあります。たとえば、C9は、ド、ミ、ソ、シb、レの5つの音で構成されています。このため、ウクレレでこのようなコードを表現しようとすると、コードの響きの上で重要と思われる音を4つだけ選んで鳴らし、それを超える音は、省略するということをしなければなりません。
どの音を省略するかというのは難しい問題ですが、たとえば、ベース楽器などと一緒に合奏をする場合は、ルート音は省いても問題が無いと考えられます。しかし、たとえば、C9のコードで、9度の音を省いてしまえば、C9の響きは得られませんから、これらの音は省けないということになります。
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