木星の撮影記録
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☆共通撮影データ
望遠鏡:トミー BORG76ED
カメラ:カシオQV-8000SX
LV12mm+デジカメのズーム目一杯でコリメート。
露出時間:1/8〜1/15秒
カメラの設定は,シャープネス=ハード,彩度=標準または高,コントラスト=高,ホワイトバランス=蛍光灯
2002.01.07
20:34〜44,露出1/10秒,15枚コンポジット。
真冬にしては気流の落ち着いた夜。時折,雲がかかるため,撮影には時間がかかりました。
元画像の撮影に,これだけ時間がかかってしまうと,明らかに撮影開始時と終了時で,木星の自転により,東西方向の模様のズレが生じます。そこで,丁寧に模様を合わせてコンポジットし,左右の縁がちょっと伸びた姿になりました。表面模様の再現は上々ですが,なーんとなく横長。
2002.03.20
20:28〜33,露出1/8秒,15枚コンポジット。
土星食の撮影のついでに撮影。この画像は,画像処理の段階で400%拡大し,処理後に50%縮小(つまり,最終的には200%拡大)しています。ソフトの特性なのでしょうか?一旦,強拡大してから戻すと,粒状性が良くなります。しかし,なんか,のっぺりした感じでもありますね。メリハリがないとも言えますが,実は実際に肉眼で望遠鏡を覗いたときのイメージは,こっちのほうが近いんじゃないかと思います。
1月1日に「衝」だった木星。2ヶ月以上経過すると,観測条件もやや悪くなってきます。見かけの大きさも,1月の写真に較べると,ちょっと小さくなっていますね。
2002.09.03
7月20日の「合」を過ぎ,明け方の空に回ってきた木星。新シーズン突入です。
BORG76ED+LV12+QV8000,露出1/10秒
04:32-38の間に撮影した20枚ほどの画像から13枚を選んでコンポジット。
200%に拡大してあります。
1月の画像と較べると,随分と小さいですね。実際,データブックを見ると,見かけの大きさは,1月頃の約2/3しかありません。まだまだ地平高度も低く,これから,ですね。
2002.12.16
大赤斑ぐるぐる〜
上から,02:29-02:34,02:43-02:49,02:56-03:07,露出1/10秒,シャープネス高,彩度高,コントラスト高,ホワイトバランス蛍光灯。
冬場で,あまり解像度が稼げなかったのが残念。倒立像ですから,右から左へと大赤斑が回ってくるのが分かります。黒い点は衛星イオの影。影もどんどん動いています。