神功皇后10

2026年10月

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10/01/木
昨日浜松の仕事場から帰ってきた。予定では今日帰るつもりだったが一日早まったので、今月のあたまから東京にいられるのは何となく落ち着いた感じがする。今月は歴時賞の授賞式と、全国同人誌会議の懇親会とまほろば賞の授賞式がある。どちらも自分がいないとまずい会なので体調を調えて出席しないといけない。リアルな会議はこれだけなので、それまでは『神功皇后』に集中できる。四部作の第一部の『崇神戦記』は『文芸思潮』に連載することになっている。第一回はそろそろ出るころだろう、と思っていたら今日届いた。巻頭に載せてくれている。ありがたい。

10/02/金
午前中の会議。この会議では議長を務めている。時間どおりに終わらせることができた。夕方から半蔵門の公的機関で映画を見る。妻がタダ券をゲットしていた。いい映画だった。今日は風が冷たかった。季節がようやく秋になったか。『アクロイドを殺したのは誰か』という本を読んでいる。まだ途中だがなかなかおもしろい。ぼくがアガサ・クリスティーを読むようになったのは小学生のころで、実家の近くの団地に住んでいた姉のところに通うようになってからだ。姉の家にはポアロのシリーズがほぼ全巻揃っていた。ポアロシリーズの最終巻の『カーテン』が出たのは大学生のころだ。それからは作品を読むことはなくなったのだが、デビット・スーシェのテレビドラマはほぼ全作見ていると思う。『アクロイド殺害事件』を読んだのは中学生のころで、もちろんテレビ版も何度も見ている。で、いま読んでいる本は、推理小説の原理を解き明かしながら、さらに深読みして、作者の意図が別のところにあることを導き出そうとするものらしい。ミステリーのミステリーともいうべき試みだ。こういうのを読むとミステリーを書きたくなる。SFを読むとSFが書きたくなる。百まで生きるとしたらあと20年もあるので何でもできそうな気がする。

10/03/土
床屋に行く。髪型には興味はない。学生のころは長髪だった。長い間、床屋に行かず、髪を伸びるに任せていた。いまもそんな感じだが、老人の長髪は冴えないので、仕方なく3ヶ月に1度くらい床屋に行く。自宅から最短距離のところに、おしゃれな感じの床屋がある。文士劇の稽古の途中で、クラーク・ゲーブルふうの髪型にするためにその床屋に行った。それは特別な場合で、ふだんは少し離れたところにある床屋に行く。高齢の女性理容師ばかりの恐るべきところだ。値段も安いのだが何よりも作業時間が短い。薄利多売。そんな感じの店だ。値段が安いので客が殺到する。実際の作業時間は短いのだが、待ち時間が長い。ぼくはそれでいい。待っている間も考え事などをすることができる。ぼくは髪を触られている時間が短い方がありがたい。サザッと切ってもらえればそれでいいのだ。今日は土曜日のせいか、理容師が4人で作業をしていた。台はもっとあるからウィークデーは6人くらいでやっているのだろう。週末は近くの会社の人や、学生がいないから、地元の老人の客しかいないから、すいている。今日も待っている客は2人だけだった。見ていると最高齢の理容師の姿が目に入った。この人に当たりたくないと思っていたら当たってしまった。でも実際に刈ってもらうととてもていねいで、いい感じに仕上がった。ありがとう。『アクロイドを殺したのは誰か』。だいたい思っていたとおりの結論だった。内容はミステリーの基本原理を解き明かすもので、充実していておもしろかった。阪神が優勝した。どうでもいいことだが、ぼくは大阪生まれなのでアンチ阪神だ。まだ川上哲治や別所毅彦がいたころからの巨人ファンだ。逆に日生球場まで歩いて行けたので近鉄ファンでもあったのだが、近鉄はなくなってしまった。日生球場もいまはない。AMERICAN−FOOTBALLの話を少し。ブロンコス対ラムズの試合を録画で見ていると、ラムズの守備陣にマクダフィーとワトソンがいる。昨シーズンまではチーフスにいた。背番号も同じだ。何となく哀しくなる。マクダフィーもワトソンも守備の要だった。まだ若く将来性もあった。たぶんスーパーMVPのウォーカーを招聘するためにサラリーキャップが満杯になったのだろう。マクダフィーの穴は出戻りのスニードが埋めている。ワトソンの代わりは新人のディレイン。それにフルトンという選手も頑張っている。ディフェンスバックはチームプレーで、守備コーディネーターの将棋の駒みたいなもので、代わりはいくらでもいるということか。フォーカーは月間の攻撃最優秀選手に選ばれた。優れたランニングバックがいると、ひょいと手渡すだけで前進してくれる。相手の守備陣がラン攻撃に備えればパスが通りやすくなる。ケルシーが大活躍しているのは、相手守備がラン攻撃を意識しているので、タイトエンドへの警戒がおろそかになるからだろう。ウォーカーを休ませている間には新人ランニングバックのエメット・ジョンソンも活躍している。いまのチーフスはランとパスがかみ合い、守備も充実している。ただビルズも絶好調だし、初戦でチーフスに負けたブロンコスも徐々に調子を上げている。またまだ先は長い。

10/04/日
『アクロイドを殺したのは誰か』を読み終える。おもしろかったし勉強になった。ミステリーを書きたくなった。この本を買った時に偶然、ホロヴィッツのホーソーン・シリーズの6冊目を見つけて一緒に買った。今日三省堂に行くとものすごい量が平積みになっていた。さてAMERICAN−FOOTBALLの4週目の結果が明日わかる。サースデーナイトはワトソンのブラウンズがロジャースのスティーラーズに勝った。Aカンファ北は4チームのデッドヒートになりそうだ。残り試合の注目カードはコルツ対コマンダーズ。ダニエル・ジョーンズ対マリオタという渋い組み合わせでどちらもがんばってほしい。コルツがやや有利か。ブロンコス対49はスーパーボウルで当たるかもしれない対戦。前週ブロンコスはラムズに勝っている。初戦で49ナーズもラムズに勝った。さて、どちらが強いか。ボー・ニクス対パーディー。49ナーズやや有利か。ペイトリオッツ対ビルズは本来なら好カードだが、メイが不調なのでビルズが圧勝だろう。ラムズ対イーグルスは強豪対決だがどちらも不調。ラムズがそろそろ復活するころか。チーフス対レイダーズは同地区の全勝対決。チーフスが負けるようなことはないはず。マンデーナイトはファルコンズ対セインツ。なぜNカンファ南の低調なチーム同士の対戦がマンデーナイトに汲まれているのか。1勝2敗同士だが首位決戦だ。負け越しても優勝というこの地区にあっては勝って2勝2敗になれば地区優勝に一歩近づくことになる。

10/05/月
早朝の目が覚めたのでチーフスの試合をネットで時々確認しながら本を読んでいた。二転三転の試合だが、サイトの更新がそれほど頻繁ではないのでいらいらした。終了3分半前までは負けていたが、そこから逆転し、さらにインターセットがあったようで、最後はわりとすんなり勝てたようだが、そこに行くまでがたいへんだった。とにかく勝ってよかった。今週の試合結果で意外に思ったのはペイトリオッツがビルズに勝ったこと。ビルズはやはり好不調の波がある。今シーズン絶不調のペイトリオッツに負けてしまった。ブロンコス対49は熱戦が期待されたが49ナーズの圧勝だったようだ。ブロンコスは優勝候補だがまだ調子が出ていない。マンデーナイトはどうでもいい試合なので4週が終わった段階でプレーオフ状況を見ておく。Nカンファはチーフス全勝。3勝1敗はビルズ、ブラウンズジャガーズ、レイダーズ、レイブンズ。ここまでで6チーム。残り1チームは現在2勝2敗の5チームだが、ブロンコスとペイトリオッツはそのうち調子が出るだろう。ダークホースはコルツ。Nカンファはバイキングスと49ナーズが全勝。1敗はジャイアンツ、ベアーズ、シーホークス。ここまでで5チームだが、負け越しでも地区優勝の南地区の優勝チームが入るので残り1枠。ラムズかイーグルスか。ただ脱落しそうなジャイアンツとベアーズがいるので、ライオンズにもチャンスはある。本日は近所の医院に行って常用薬の処方箋を貰い、インフルエンザの注射を受ける。

10/06/火
残り1試合はファルコンズ対セインツ。セインツは2年目QBシャックはそこそこやるのではと思っていたのだが、ファルコンズのランニングバックのロビンソンが前半だけで100ヤード超え。こんなに走られては勝負にならない。風呂場の電球を通信販売で買ったのが届いた。これの交換がなかなかに難しい。13年前の新築マンションだから電球のほとんどはLEDなので耐久性は高い。風呂場には4つの電球が入っているのだが、今回は3コ目の交換。予備の電球も買ってあるのだが、なるべく切れないでほしい。とにかく切れた電球は13年も長生きした。いま換えた電球も13年もつとすると、ぼく自身の命とどちらが長持ちするか、耐久レースだなと思う。

10/07/水
歴史時代作家協会のホームページに『女が築いた日本国』というタイトルのエッセーを連載してきた。皇后、皇女、女帝、中宮、国母、御台所といった女性の役割を語り、現代社会でも「女帝」があっていい、ということを主張したかったのだが、日本はいまだに世界に対して時代遅れの恥ずべき男尊女卑の社会を維持している。困ったことだが、これはなかなか改善されないだろう。ホロヴィッツの『刑事フォイル』シリーズは全部見た。これは第二次世界大戦の時期のイギリス南岸にある基地の町ヘイスティングスを舞台に、刑事フォイルが活躍する警察ドラマだ。これを見ると、当時のイギリスにも男尊女卑の考え方はあったようだ。男が出征して人手不足になり、女性の工場労働者が増えるとともに、デスクワークの主任や課長クラスにも女性が登用されていくのだが、終戦で男性が戦地から戻ってくると、女性は職を奪われるということがあったようだ。ぼくは団塊の世代だが、まだ男女の雇用機会均等という考え方はなく、多くの女性が専業主婦になる時代だった。早稲田の文学部ではクラスの半分が女性だったが、そういう高学歴の女性でも、いい仕事に就けなかった人が少なくない(雑誌の編集長として活躍した女性もいる)。いまは専業主婦というのは上流の特権階級にしか認められない立場で、むしろそれを誇りにしている女性も多いのではないか。やはり日本は島国で世界の動きから取り残されがちのようだ。ヨーロッパはイギリスのような保守的な国でも早々にサッチャーが現れたし、もともとエリザベス女王がいた。王室のある国の多くが第一子を皇太子とする制度を作っている。

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