神功皇后03

2026年03月

2月に戻る 本日
03/01/日
3月になった。『崇神戦記』三部作は完成し、第四部に取りかかっているのだが、そこで作業が滞っている。実はこの作品の結末については何も考えていない。九州から舞台は朝鮮半島に移るはずだが、『日本書紀』には詳細がまったく記されていない。とにかく懐妊した神功皇后は大きな石を二つ腹に巻き付けて出産を遅らせ、二年ほどあとで九州の北海岸に戻って帯を解くと、応神天皇が産まれたことになっている。その時に帯から落ちた二つの石かいまも残されている。神話というのはすごいものだ。そして応神天皇は全国各地にある八幡神社の祭神となった。これは史実だ。これをきちんと物語に変換したいと思っている。20年前に半分くらいまで書いた草稿が残っている。なぜこの草稿があるのか考えてみれば不思議だ。空き巣に入られてパソコンが消え、なかに入っていた三部作のデータも失われた。ただ当時はまだ専用ワープロを併用していたので、書きかけの原稿はフロッピーディスクに残っていたのかもしれない。三部作の方はすでに出版されていたので問題はなかった。当時やりかけの仕事もなかったのだろう。ものすごくコンパクトな専用ワープロを愛用していたのがよかった。その書きかけの草稿はまだ役に立つと思っている。さて。今日は東京マラソン。ぼくの住居からは淡路町の交差点が見えている。スタートが早いのでぼくが起きる時間には先頭は通り過ぎているのだが、市民ランナーがぞろぞろと走っているのが見下ろせる。妻は交差点まで行って戦闘集団が通り過ぎるのを間近で見たそうだ。ところで、久し振りにFootballの話題。カーディナルスが中堅になったQBマレーの放出を決めたようだ。7年前のドラ1。スーパーを制したダーノルドとバッカニアーズのメイフィールドの翌年だから、まだ若い。野球でも活躍してどちらに進むか注目されカーディナルスで一年目から活躍したのだが、年を追ってパフォーマンスが劣化していった。ダーノルドの例もあるのでチームを変えた方がいいかもしれない。もっと若いドルフィンズのタゴヴァイラも放出と噂されている。トレバー・ローレンスと同じ年だと思うのでまだ5年か6年しか経っていない。左ききだということと、脳震盪になりがちで、何か問題があるのかもしれない。コルツのリチャードソンはまだ3年目だが、今年は移籍してきたダニエル・ジョーンズに先発の座を奪われた。ダニエルは怪我でリタイアするまでは連勝を続けていたので来シーズンも先発となるだろう。それからレイダーズのスミス。シーホークスから移籍してきたのだが、その途端にダーノルドでスーパーを制した。スミスの方は全体のビリという最悪の結果。全体ビリだとドラフトが1番になるのでクビは間違いない。今年はフェルナンド・メンドーサというすごいQBがドラ1候補になっている。しかもスーパーを制したシーホークスのオフェンスコーディネーターがヘッドコーチに決まっている。QBが新人だとギャラが安いので、年俸の高い選手を移籍で集めることができる。ただ咋シーズンのタイタンズはドラ1QBウォードを活かせなかった。パンサーズのケイレブ・ウィリアムスも3年目でようやくプレーオフに届いた。それでもブロンコスのボー・ニックスやコマンダーズのダニエルズは1年目から活躍したので、メンドーサにも注目したい。ということで、すでに4チームが先発QBの交代を表明している。スティーラーズのロジャースがあと1年現役を続けるのか。バイキングスのマッカーシー、ファルコンズのベニックスもまだ成果を出せていない。去年の新人ではジャイアンツのダート、セインツのシャック、ブラウンズのサンダースが少しだけ活躍したのだが、そのままでいいのか。ベテランのラッセル・ウィルソン、カズンズ、ウェンツ、ガロポロなどに就職先はあるのか。49ナーズでパーディーが怪我でリタイアした時にがんばったマック・ジョーンズもどこかで活躍できそうだ。古巣のペイトリオッツが2年目のメイでスーパーに出場したことで発奮しているのではと思われる。さて本日は日曜日だが、文藝家協会で文士劇の稽古がある。最初にフォークダンスみたいなものを踊らされた。皆で踊るシーンはあるのだが、ぼくの出番ではないはずだが、いちおう全員で練習する。老人なので体を動かすトレーニングはきつい。それが終わってようやく本読み。ぼくの出番がたっぷりあるのだが、楽しくやれた。終わってから、井沢さんが見つけてくれた怪しいインド料理屋で親睦会。演劇の好きな人ばかりなので楽しい会になった。

03/02/月
近所の医者に行っていつもの薬を処方してもらう。それから妻の運転で深川ギャザリア。前回、冬のベストを買ったばかりだが、今回は夏のベストを買った。冬のベストは自宅で着る。妻が寝たあとは床暖房を切って、2台動いていたエアコンも1台にする。余熱で何とか自分が寝る時間までもたせようとする。少し寒いので、厚手のベストを切る。夏のベストはティーシャツだけで外出する時に、スマホなどを入れるポケットが必要なので薄手のベストを着る。ぼくは着るものにはこだわらないのだが、ベストだけは何着ももっている。

03/03/火
ひなまつり。ぼくのところには息子2人しかいなかったから、ひなまつりとは無縁だったが、スペインの長男のところに娘が生まれた時に、ミニチュアのひな人形を送った。その後、スペインに荷物を送るのがだんだん難しくなってきたが、娘3人にそれぞれプレゼントを贈った。最後に男児が生まれたので鯉のぼりを送った。まあ、そんなことだが、スペインの3人娘は全員が大学生なので、もうひな人形を飾ることもないだろう。さて、本日はSARTRASの役員が着て、来年度の方針などを説明。ぼくの役目はとくに変わりがないとのこと。いまは文藝家協会の百周年事業で頭がいっぱいだが、SARTRASの年度は6月からなので、そのころにはすべてが終わっている。

03/04/水
今日は快晴で富士山が見える。昨日の雨は富士山では雪だったようで、全体が真っ白になっている。富士山を初めて見たのは中学校の修学旅行で、白糸の滝なども行った覚えがある。東京に住んで初めて富士山を見たのは、井の頭線の渋谷から一つ目の神泉に住んでいて、渋谷のNHKの近くを散歩していた時に突然、目の前に富士山があってびっくりした。吉祥寺に引っ越すと売れ残ったマンションの部屋が賃貸になっているところで、6階だったのでいつも富士山が見えた。その後、八王子に引っ越したのだが、自宅からは見えないものの、家の前の道路に出ればいつも見えていた。三宿に引っ越すと富士山とは縁のない日々だった。そこに27年も住んでいた。いまの集合住宅に移って14年になる。ここは目の前のビルの屋上にいつでも富士山がいる。富士山がいたからどうということはないのだが、できれば死ぬまでここにいて毎日富士山を眺めていたいと思っている。

03/05/木
ホロヴィッツのミステリーを読んでいたら、『テネット』に出演する俳優が出てきた。『TENET』というAKASAKAみたいな回分になっているタイトルのこの映画は自宅のテレビのハードディスクに録画してあるのだが、何度見ても意味がわからない。同じ監督の『インターステラー』というのはわかりやすいタイムパラドックスなのだが、『テネット』の方は未来から来た事物が時間が逆転した動きをするので、何が何やらわからなくなる。そういう視覚効果をおもしろがっているだけなのかもしれないが、いちおうストーリーはあって、種明かしのようなエピソードもあるのだが、何度見ても謎が残る。まあ、これからもひまな時に何度も見ようと思っている。本日のトップニュースはチーフスがコーナーバックのマクダフィーを放出するという驚きの情報。2年前の49ナーズとのスーパーボウルの延長戦で、相手の攻撃をゴールの3点に抑えたキープレーがマクダフィーのブリッツだった。まだ4年目の新人だからギャラは安いはずだが、ここでギャラを上げる契約をしないと来年はよそに行ってしまう。この段階でラムズからドラフト指名権の1巡を含む3つと来年の1つとの交換条件が提出されて、放出に踏み切ったようだ。チーフスはマホームズ、ケルシー、クリス・ジョーンズという高額選手を抱え、サラリーキャップが満杯になっている。毎年、スーパー出場、まだはカンファ決勝戦まで進むという成績を挙げ続けたので、全体のギャラがアップを続けた。ドラフト指名権をもらって新人を補充することで再生を図るということだろう。ケルシーとクリス・ジョーンズも今年限りかもしれない。さて本日は忙しい。文藝家協会で評議員会、常務理事会、理事会。隙間が1時間ほどあったので喫茶店でホロヴィッツを読む。ホロヴィッツは最近出てきた作家だが、『刑事フォイル』の脚本家として知られている。この作品は何作が見たことがあって、戦争中の話なので地味なテーマが多いのだが、サムという女性の運転者が相棒で、その取り合わせが面白かった。そのうち一挙放送があるので全作品を録画しておきたい。

03/06/金
長い一日だった。時にこういうことがある。午前中はSARTRASの共通目的委員会。会議の始まる前に外出の準備。主要な議題が終わったらお別れの挨拶もせずに会議を脱出。ホテルオークラのコンクールの授章式。ぼくの担当は「小説」の中学部門と高校部門。両方ともいい作品だったので選考委員会で熱弁をふるった結果、双方とも文部大臣賞になった。すると文部省から派遣された人が賞状を渡すのでぼくの出番はないのだが、記念写真に写る。そのあとの宴会では作者の二人と懇談。予備選考の人二人も来てくれたのでいい話ができた。で、終わると日比谷の東京会館へ。日脚連の60周年記念パーティー。これは招待席に案内されたので椅子に座っているだけでフルコースの料理が運ばれてくる。水割り4杯。デザートまで食べてしまった。昼食は食べられなかったが、オークラから東京会館という、豪華連続宴会で気分的に疲れてしまった。昨日は文藝家協会で会議の3連続だったので、2日間で6連続の行事だった。

03/07/土
一昨日、昨日とタフな日が続いたので、この週末の静けさが身に染みる。現在77歳だが、数え年では79歳で、傘寿一歩手前だ。一昨日の文藝家協会の理事会でも、理事の定年制が議論された。ぼくの経験では、かなりの高齢の「伝説の作家」がよろよろとした足どりで理事会に現れるのを見ることが、彼らに憧れて作家を目指した身にとってはありがたいことだったのだが、いまの若い人には伝わらないかもしれない。老兵は死なずただ去るのみ、という言葉が自分に向かってくるとは思いもしなかった。昨日の野球はテレビ中継がなかった。昨年のワールドシリーズはしっかり見ていたのだが。Footballはいまのところスカパーの日テレG+が中継してくれている。DOZNで見ていた時期もあるのだが、テレビ中継は簡単に録画しておけるのでありがたいと思っている。テレビはぼくの子どものころからあった。ネットというものは最近のものなので、まだ充分にはなじめていない。ところで、カーディナルスは先発QBマレーの放出を決めたのだが、すると大リーグのアスレチックスが、まだ自分たちに権利があるのではと言い出した。7年前のドラフトの時期に、マレーは俊足の外野手として大学野球でも活躍していたので、アスレチックスからドラフト1巡で指名されていた。マレーは当然ながらFootballのドラフトでもトップ指名され、本人の決断でFootballを選んだのだが、移籍先が見つからなければ野球をやらないかという球団の提案に、さてマレーはどうするか。7年間、野球をまったくやっていないかったはずなので、外野の守備はともかく、バッティングの勘を取り戻すには時間がかかるのではないだろうか。

03/08/日
文藝家協会の文士劇の稽古は隔週の日曜日ということになっていて、本日は稽古がない日曜日。週末に外出の仕事が入るというのは、何となく落ち着かないことではある。芝居の稽古というのは遊びのようなものだが、ぼくは実行委員長なので半分は仕事だ。先週まででいちおうの本読みが終わったので、これからどういう練習をするのか、演出家に任せるしかないのだが、いまのメンバーが元気に本番まで到達できることを祈っている。『神功皇后』の作業がストップしていて、いまは歴時協会のホームページに連載している『女が築いた日本国』のストックを作っている。できれば北条政子まで到達して、そこで最終回にしたいと思っている。いまはまだ『伊勢物語』のあたりをさまよっている。紫式部のあたりはまさに「女が築いた」時代なので、書くことがいっぱいある。待賢門院璋子から建礼門院までも有名な女性が多い。ゴールは遠い。

03/09/月
イランで戦争をやっている。去年自宅に滞在していた孫娘が、アブダビ経由でスペインに帰った。飛行機の出発が遅れ、乗り継ぎができなかったので、航空会社が用意したホテルに一泊した。そんなことがあったので、中東という地域にも親しみを感じていた。今回のアメリカの攻撃はどう考えても理不尽なものだ。昔、ブッシュジュニアがイラクを攻撃した時も、何やら怪しい施設があるということだったが、実際にはそんなものはなかった。結局、理由もなく突然に攻撃を仕掛けて征圧したということだ。今回もそれに近い。相手は宗教国家なので、首長を殺害したところでただちに民主化するわけではない。どうも国内の大統領批判を逸らす狙いがあったようだ。大富豪が少女を集めて毎夜宴会を開いていた。そこに若きトランプも少なくとも一回は参加していた。そういう証拠があがっていて、写真も残っている。ぼくはそれでただちにトランプを全否定する気にはならないが、世界各国で厳しい批判が起こっている状況で、米大統領がしらをきることはできないのではないか。そういう時に、突然の戦争だ。まったく無意味な戦争だと思う。それで石油が急騰し、株価が急落した。トランプは全責任を負うべきだろう。本日は妻の妹の息子が東京にいるというので、昼食をともにすることになった。彼は東大の博士課程を出た天文学者で、チリの天文台に勤務している。何やらチリの法律が変わって運転免許の更新ができなくなったので、日本の免許の更新のために戻ってきたということらしい。で、今日はこれから成田に向かうとのこと。住んでいる共同住宅の別棟に入っている牛タン屋で食事。宇宙の話も少しだけした。

03/10/火
朝から雨。今週はわりとひまだが、金曜日に山場がある。今日はこれから新宿に出向いてマッサージ。以前は月に一回行っていたのだが、いまは二ヵ月に一度になっている。ぼくもなぜか多忙でスケジュールがきつくなっているのだが、マッサージの担当者も多忙で予約が先の方でないと入らない。マッサージ業界も人手不足らしく、施術のベッドが余っている。ベッドがあっても人が雇えないようだ。Footballの話題。ドルフィンズは放出したタゴヴァイロアの代わりに、パッカーズの控えQBウィリスを先発に起用するようだ。たまにしか出場しないウィルスだがそこそこの成績を残している。先発として毎試合出場できれば経験値が増えてもっとうまくなる可能性があると見ているのだろう。放出されたタゴヴァイロアはファルコンズに入るようだ。カーディナルスから放出されたマレーはバイキングスになりそうだ。両チームとも3年前に新人QBをドラフトでゲットしたのだが使いものにならなかった。バイキングスは大活躍したダーノルドを放出したらスーパーで勝ってしまうという大失態だった。マレーを脱構築させることができるか。ファルコンズも控えだったベテランのカズンズを放出するようで、タゴヴァイロアに期待しているようだが、左手で遠投するこのQBの球を受けるには、レシーバー陣の慣れが必要だ。

03/11/水
昨日は東京大空襲の日だったが、今日は東日本大震災の日。東京大空襲は生まれる前のこと。ぼくの故郷の大阪でも別の日に大空襲があって、父が経営していた青写真屋の作業場と自宅が焼失した。母は姫路の祖母の家から通勤していたので、被災直後の大阪の街を歩き回ったということだ。被災した直後でも国鉄は動いていた。大震災はぼくも体験した。文藝家協会で総務省の人と会う約束をしていて、当時住んでいた池尻大橋から半蔵門線で永田町に行き、長いエスカレーターで地上に出ようとした時にエレベーターが怪しい音を立てた。エレベーターが故障したと思って、とっさに駆け上がって地上に出ると、まだあたりは揺れていて、人々が地面にしゃがみこんでいた。総務省の人はちゃんと現れて1時間ほど話をした。話をしている間にも余震が何回かあった。終わってから事務所のテレビを見ると、津波が田畑の上を侵略している映像が映っていた。交通機関がすべて止まっていたので、徒歩で青山通りを進み、大混雑の渋谷を抜けて池尻大橋まで歩いた。15年前か。まだ元気だった。62歳だったのだね。いまや後期高齢者で免許の更新に認知テストを受けるありさまだ。津波で親族を失った人々の心の傷はいまも癒されてはいないだろう。30年前には神戸の震災もあった。妻の両親が兵庫県に住んでいた。家は無事だったが落下物で義母が負傷した。災害や事故で親族を失うという経験はぼくにはない。自分の両親、妻の両親はすでに亡いが、年の順でいなくなっただけだ。去年は兄が亡くなった。本を贈る度に電話がかかってきて、少し話をした。そんな電話ももうかかってこないのだが、それ以後、本を出していないので、兄の不在を感じることもなかった。父の墓の管理をめぐって少し問題があって、去年の秋ごろいろいろと手続きのために手紙を書いたりしたのだが、問題は解決して無事に兄の遺骨は三田家の墓に入った。いまのところぼくが管理者になっているのだが大丈夫かと思っている。ぼくは富士霊園に文藝家協会が設置している文学者の墓にすでに名前を刻んである。墓というものが何なのかわかっていない。ぼくよりも若い人々、二人の息子とそれぞれの嫁さん、六人の孫はぼくが地上に存在したことを憶えているだろうか。ぼくは自分の両親、妻の両親のことをよく憶えている。浜松にある仕事場では、夏と正月を義父母とともに過ごした。人は他者の記憶のなかでいつまでも生きている。文藝家協会やSARTRASで仕事をしているので、関係している人はぼくのことを認識している。いま文士劇の稽古をしていて、出演してくださる人々とも、記憶を共有することになった。そんなことでもないと言葉を交わすこともなかった人と、セリフのやりとりをしている。おもしろい体験だと思っている。

03/12/木
今週は金曜日が山だ。文士劇の記者会見があり、そのあと歴史時代作家協会のシンポジウムがある。終わってから打ち上げの宴会もあるはずだ。また長い一日になる。本日はネット会議が一件あるだけ。ネット会議というものはありがたい。著作権の仕事をするようになって30年近くになるけれども、コロナ以前はすべての会議がリアルだったので、その場に脚を運ばなければならなかった。文化庁の著作権文科会議に何度足を運んだことか。SARTRASの設立準備から実際に動き出すまでにも、会議の連続だった。会議中にスマホでFootballの結果を追っていたこともある。忘れもしないマホームズの一年目で、カンファの決勝戦がブレイディーのペイトリオッツだった。同点に追いついたのだが延長の前のトスで負けて、それですべてが決まってしまった。延長戦のルールが変更になったのはこの試合がきっかけだった。会議中に頻繁にスマホを覗いていた記憶がある。NFLのアメリカのホームページに、フィールドの画像があって、ボールの位置がイラストで表示されるという図像があった。そのボールの位置で一喜一憂していたのだ。遠い昔の想い出だ。いまは会議はほとんどがZOOMになった。ZOOMで会議が成立するということが急に決まったみたいで、それ以後はたいていの会議がZOOMで参加できるようになった。会議の場まで地下鉄に乗っていくということがなく、知らない人と顔を合わせることもなくなったのだが、少し寂しい気もしている。会議が終わって、知らない人と短く言葉を交わすというのも、なかなかいいものだった。Footballの話題。チーフスはスーパー2連覇に貢献したランニングバックのパチェコをライオンズに放出。そして何と、直近のスーパーでMVPとなったケネス・ウォーカーV世を獲得した。これはすごいことだ。ケルシーもギャラのアップなしで残留することになった。守備の要のマクダフィーの放出は傷手だが、ドラフト指名権を複数獲得したので、攻撃ラインを新人で強化すれば、闘える体制が構築できそうだ。それにしてもAカンファ西地区は激戦になる。カンファ決勝まで進んだブロンコス、プレーオフに進んだチャージャーズ、さらにビリになってドラ1でQBメンドーサをゲットできるレイダーズと、3強状態でチーフスはビリになりそうだったのだが、ランニングバックの強化で地区優勝できる可能性も見えてきた。マホームズの怪我の回復が開幕に間に合うのか。間に合わない場合、そこそこの控えQBをゲットできるか。控えのミンシューはカーディナルスに行った。もう控えQBのめぼしいところが残っていない。ブリッジウォーターはライオンズ。残っているのはマリオタくらいだ。マリオタがほしい。ともあれ移籍情報は試合よりおもしろいかもしれない。

03/13/金
先週の金曜日も長い一日だったが、今日も長い一日だった。SARTRASの打ち合わせは欠席にさせてもらって、文藝家協会百周年事業の文士劇の記者発表。テレビのクルーなども来て盛況だった。林真理子理事長の他に、翻訳家の鴻巣さん、演出の五戸さん、出演者の佐川さん、綿谷さんと、短いコメントを何度か語った。われわれの意図と熱意のようなものは伝わったと思う。終わって、文藝家協会へ。協会の会議室を借りて歴史時代作家協会のシンポジウム。これも無事に終了。ここは懇親会もあって、たまたま近くにいた編集者と楽しく語り合った。知らない人と語るのは楽しい。

03/14/土
スペインの首相はアメリカのイラン攻撃を批判している。勇気ある発言だ。スペイン人の孫が4人いるので、スペインという国には交感をもっている。スペインの国会議員の半数は女性で、男女平等の意識が広まっている。スペイン人はよくしゃべる。議論が好きだ。日本人と比べてかなり大雑把なところはあるが、とにかく明るい。産業は農業が中心だ。最後の一ヵ月にドングリを食べさせるイベリコ豚の生ハムが名物だ。あとは観光。どこへ行っても歴史的な遺産がある。南米を制覇して富を築いた時代があった。アジアにも進出し、フィリピンはいまだにスペインの王子の名を国名にしている。日本にも宣教師が来た。スペイン人の名称は、個人名+父の姓+母の姓で構成される。孫たちのミドルネームは「ミタ」だ。孫娘が子どもを産むと、「ミタ」は3番目に下がる。次の世代になると「ミタ」は消える。そう思っていたのだが、3人の孫娘のあとの4番目の子は男児だった。もしかしたら「ミタ」という姓が、スペインで生き残っていくかもしれない。まあ、あと何年かしか生きられないぼくにとっては、どうでもいいことではあるのだが、スペインの今後の発展を祈っている。アメリカとも仲良くやってほしいと思うのだが、それにしてもいまのアメリカはひどい。イランへの攻撃は明らかに侵略戦争だ。実はイラクの時も、怪しい施設があるということで攻撃を仕掛けたのだが、その怪しい施設は存在しなかったことが判明している。アメリカとはそういう国だ。軍事力にものをいわせて関税をかけ、根拠もなく他国を侵略する。そういう状勢のなかを、いまわれわれは生きている。アメリカ、ロシア、中国……。大国の覇権争いのなかで、戦争が拡大していく気がする。

03/15/日
文士劇。第一幕から立ち稽古。島田さんがお休みなので代役で演じる。終わって井沢さんらと飲み会。まあ、楽しい集まりだ。

03/16/月
深川ギャザリア。老眼鏡をいくつか買う。100円ショップの老眼鏡は消耗品(壊れやすい)なのでストックが必要。文庫本1冊。夕方ネット会議。

03/17/火
今週も何やらスケジュールがつまっている。3月末で年度末ということで、決算の報告などの会議がこの次期に多い。昔はネット会議がなかったので、現地に足を運ばなければならなかった。若い時だから一日に3箇所くらい駆け回ったこともあったが、ネット会議も時間に縛られるので、パソコンの前で作業をしていても時間が気になって集中できないことがある。本日は何もないのでありがたい。Footballのニュース。チーフスは控えQBとしてジェッツのジャスティン・フィールズを獲得した。マホームズが脚の怪我で開幕に間に合わないかもしれないので、オープニングの数試合は先発で出ることも考えられる。ジャスティン・フィールズはいまやジャーニーマンだが、先発の経験は豊富だ。モバイルQBではないが、脚も速いし、スクランブルのチャンスを見抜く目ももっている。マホームズの代役としてはベストだろう。ジェッツはレイダーズからベテランのスミスを獲得したので、ジャスティン・フィールズを早く追い出したかったようだ。ここまででQBの移籍状況を整理しておくと、ドルフィンズはタゴヴァイロアを放出してウィルスを獲得。万年控えの選手を先発として起用するのか。タイタンズは昨年のドラ1ウォードの控えにトラビスキーを獲得した。カウボーイズがプレスコットの控えにハウエルを獲得。ライオンズはゴフの控えにブリッジウォーター。バイキングは先発候補としてマレーを獲得。ファルコンズはベニックスのライバルとしてタゴヴァイロアを獲得。パンサーズはヤングの控えとしてピケット。スティーラーズでしばらく先発をつとめていた。チーフスにいたミンシューはカーディナルスへ。ただマレーを放出したあとの先発は不在だ。ミンシューでは闘えない。まだ移籍先が決まっていないのは、ジャイアンツのラッセル・ウィルソン。ここは去年の新人ダートが先発に定着するようだ。スティーラーズのロジャースは引退しないのか。セインツは去年の新人シャックを先発に定着させるようだ。コルツは怪我でリタイアするまでは連勝を続けていたダニエル・ジョーンズと契約を結んだ。49ナーズでパーディーが怪我でいない間に勝ち星を稼いだマック・ジョーンズは残留するのか。カズンズの移籍先も決まっていない。ウェンツ、ガロポロ、ウィンストン、マリオタなど、先発経験のある中堅選手はまだ残っている。

03/18/水
日本点字図書館の理事会。ここではいつも議長をつとめる。議題が多くて疲れた。自宅に帰ってくるとただちに歴史時代作家協会の臨時総会。これはネット会議で、開会宣言をするだけでいいので楽だった。明日はSARTRASの臨時総会がある。これは欠席できないので時間に遅れないようにしたい。

03/19/木
「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という歌を、桜の開花を待ち望んでいる人々がいまかいまかと気に病んでいるさまを歌ったもの、とする解釈が広まっているようだ。これは在原業平が仕えていた惟喬親王が一の宮であるにもかかわらず皇太子になれなかった不遇を、桜の樹の下で嘆いたものだとぼくは解釈している。桜を愛でる世の中の人々の全体を呪ったもので、これは梶井基次郎の「桜の樹の下には死体が埋まっている」というのと同じような、世をすねた表現ではないか。「世をすねる」というのが文学の基本だとぼくは思っている。昨日、点字図書館にいくと、建物の角の小さなスペースで桜が満開だった。少しだけ早く咲く新種だそうだ。視覚障害者の施設にも桜を植える。それは素晴らしいことだとぼくは思っている。

以下は随時更新します


このボタンは押さないでください 2月へ戻る

ホームページに戻る